これまで勉強してきた通り、
動名詞とは、《~ing》の形で、
動詞が名詞の役割をします。
似たようなものに
《to+動詞の原形》名詞的用法
がありました。
この2つの違いについては以前説明しました。
《~ing》はすでに実行していること
(その動作がすでに存在している)
《to+動詞の原形》はこれからすること
というニュアンスがあるということを頭に入れておくと、今日勉強する内容が分かりやすいと思います。
①後ろに《to+動詞の原形》しか置けない動詞
・hope《to+動詞の原形》
「~することを望む」
例:I hope to see you again.
「あなたにもう一度お会いしたい」
×I hope seeing you again.
↑これはダメってこと。
・wish《to+動詞の原形》
「~することを願う」
例:I wish to have a baby boy.
「男の赤ちゃんが欲しい」
・mean《to+動詞の原形》
「~しようとする」
例:I was meaning to call you.
「電話しようとしてたのよ」
・expect《to+動詞の原形》
「~することを期待する、予期する」
例:I didn't expect to see you here.
「あなたとここで会うなんて思わなかった」
・plan《to+動詞の原形》
「~することを計画する」
例:We're planning to visit Boston this summer.
「この夏ボストンを訪れる計画を立てている」
・decide《to+動詞の原形》
「~することを決める」
例:We've decided to marry!
「結婚することに決めました!」
・agree《to+動詞の原形》
「~することを同意する」
例:He's agreed to take over the position.
「彼はその仕事を引き継ぐことを同意した」
・offer《to+動詞の原形》
「~することを申し出る」
例:He offered to give me a ride.
「彼は私に車で送ろうかと申し出た」
・promise《to+動詞の原形》
「~することを約束する」
例:He promised to pay me back.
「彼は私にお金を返すと約束した」
・refuse《to+動詞の原形》
「~することを拒否する」
例:Some designers refused to dress Melania Trump for the inauguration.
「メラニア・トランプが就任式で着る服をデザインするの拒否したデザイナーもいた」
・manage《to+動詞の原形》
「なんとか~する」
例:I overslept but managed to make it to school on time.
「寝坊したけど、なんとか学校に時間通りに到着した」
*oversleep【動】寝過ごす *make it to O【動】Oにたどりつく
*schoolにtheが付かない理由は前に説明しました!
・deserve《to+動詞の原形》
「~する権利がある」
例:The victims deserve to know the truth.
「被害者たちは真実を知る権利がある」
・arrange《to+動詞の原形》
「~するよう手配する」
例:We'll arrange to make it happen.
「それが実現するよう手配いたします」
*makeは使役動詞。「それが起こるようにさせる」→「実現させる」
・fail《to+動詞の原形》
「~できない」
例:What happens if I fail to pay a court-ordered fine?
「もし裁判所に命じられた罰金を払えなかったらどうなるの?」
*fine【名】罰金
・afford《to+動詞の原形》
「~する余裕がある」
例:I can't afford to go out tonight.
「今夜は出かける余裕がない」
さっき言った
《to+動詞の原形》はこれからすること
っていうニュアンス分かりますか?
例えば、
hopeは「これからすることを望む」
expectは「これからすることを期待する」
refudeは「これからすること拒否する」
ほら、
《to+動詞の原形》はこれからすること
っていう意味が分かるでしょ?
(休憩。牛には何の意味もありません。例文作るの地味に大変なのよ)
②後ろに《~ing》しか置けない動詞
・enjoy《~ing》
「~することを楽しむ」
例:I enjoyed meeting you.
「あなたにお会いできて楽しかったです」
・admit《~ing》
「~したことを認める」
例:One of the boys admitted breaking the wall.
「男の子と一人が壁を壊したことを認めた」
・deny《~ing》
「~したことを否定する」
例:They denied stealing the money.
「彼らはお金を盗んだことを否定した」
・give up《~ing》
「~することを諦める、やめる」
例:It's been three years since my dad gave up smoking.
「父が禁煙してから3年がたつ」
・finish《~ing》
「~し終える」
例:Have you finished reading the newspaper yet?
「もう新聞を読み終えた?」
・quit《~ing》
「~するのをやめる」
例:Quit playing games.
「駆け引きをするのはやめよう」
*play gamesで「(恋愛の)駆け引きをする」と言う意味もあります
・put off《~ing》
「~するのを延期する」
例:I've been putting off going to the dentist.
「歯医者に行くのを延期している」
・avoid《~ing》
「~するのを避ける」
例:It's better to avoid travelling during the rush hour.
「ラッシュアワーに移動するのは避けたほうがいい」
*travel【動】移動するの~ingは "l" を重ねてtravelling
*この文章の主語"it”は仮主語で、本当の主語はto avoid以下
・mind《~ing》
「~するのを嫌がる」
例:We don't mind waiting for you here.
「ここであなたを待つの嫌じゃないです」
⇒「待ってもいいですよ」
・consider《~ing》
「~することを考える」
例:Have you considered applying for the job?
「その仕事に応募することを考えてみた?」
*apply for O【動】Oに応募する
・imagine《~ing》
「~することを想像する」
例:I can't imagine living without you.
「あなたなしの生活なんて想像できない」
さっき言った
《~ing》はすでに実行していること
(=その動作がすでに存在している)
っていうニュアンス分かりますか?
例えば、
finishは「すでに行っていることを終える」
admitは「すでに行っていることを認める」
quitは「すでに行っていることをやめる」
ほらね?
《~ing》はすでに実行していること
(=すでに存在していること)
でしょ?
(あと少し!がんばれ、みんな!頑張れ、自分!)
③どちらも置けるけど、意味が変わる動詞
・forget《~ing》
(過去に)~したことを忘れる」
例:I won't forget meeting him last summer.
「彼と昨年の夏に会ったことを決して忘れない」.
・forget 《to+動詞の原形》
「(これから)~するのを忘れる」
例:Don't forget to meet him after school today.
「彼と今日の放課後会うの忘れないでね」
・remember《~ing》
「(過去に)~したことを覚えている」
例:I clearly remember locking the door.
「ドアの鍵を閉めたことをはっきりと覚えている」
・remember 《to+動詞の原形》
「忘れずに(これから)~する」
例:Please remember to lock the door when you go out.
「出かけるときに、忘れずにドアの鍵を閉めてね」
・regret《~ing》
「(過去に)~したこと後悔する」
例:I deeply regret saying that to him.
「彼にそう言ったことを深く後悔している」
・regret 《to+動詞の原形》
「残念ながら(これから)~する」
例:We regret to inform you that we will not be renewing our contract with you.
「残念ながら、契約を延長しないことをお知らせいたします」
・need《~ing》
「~される必要がある」
例:This jacket needs cleaning.
(=This jacket need to be cleaned.)
「このジャケットは洗われる必要がある」
例:The batteries in the remote need changing.
(=The batteries in the remote need to be changed)
「リモコンの電池は換えられる必要がある」
・need 《to+動詞の原形》
「~する必要がある」
例:He needs to work a lot harder.
「彼はもっと必死に働く必要がある」
・try 《~ing》
「~を試しにやってみる」
※試しにやってみて、実際にやった
例:I didn't like the way the furniture was arranged, so I tried moving the sofa to the other side of the room.
「家具の配置が好きじゃなかったので、ソファを試しに反対側に動かしてみた」
・try《to+動詞の原形》
「~しようとする」
※必ずしもできたとは限らない、いやむしろできない時に使う
例:I tried to move the piano, but it was too heavy.
「ピアノを動かそうどしてみたけど、重すぎた」
(ちなみに模様替え好きの私の母はピアノを一人で動かします笑)
厳密に言うとlikeも意味が異なる動詞に分類されます。
・like《~ing》
「~することが好き」
例:I like cleaning the kitchen.
(=I enjoy cleaning the kitchen)
「キッチンを掃除するのが好き」
・like 《to+動詞の原形》
「~するのがいいと思う」
例:It's not my favorite chore, but I like to clean the kitchen once a week.
「大好きな家事ではないけれど、週に一度キッチンを掃除するのがいいと思う」
※外国の英文法の本にはこう書いてあります。"I think it is a good thing to do, but I don't necessarily enjoy it"「するのがいいことだとは思うけど、必ずしも好きというわけではない」
・stop《~ing》
「~することをやめる」
例:Stop procrastinating! You have a test tomorrow, right?
「ダラダラ先延ばしにするのをやめなさい!明日試験があるんでしょ?」
*procrastinate【動】先延ばしにする *会話でよく使う動詞です
・stop《to+動詞の原形》
「~するために止まる」
*この《to+動詞の原形》は副詞的用法の目的「~するために」です
例:We stopped to get a cup of coffee at a Starbucks.
「スタバでコーヒーを飲むために立ち止まった(立ち寄った)」
Phew! 終わり!