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TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】動名詞①「動名詞の基本」を丁寧に解説!

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 動名詞とは名前のとおり、
詞+ing》の形で名詞の役割をするものです。

× I like sing.
「私は歌う好き」

〇 I like singing.
「私は歌うことが好き」

 

ちゃんと勉強した人は「あれ、見たことあるような」と思うかもしれません。

そう、《to+動詞の原形》の名詞的用法も同じように「~すること」という意味でした。

同じようなこの2つ、先生によっては「=だよ」とか書き換え問題にするかもしれませんが、ニュアンスが違うので、同じではありません!(詳しくは後↓で書きます)

とりあえず、動名詞を詳しく勉強していきましょう。

●動名詞の基本●

動名詞とは《動詞+ing》の形で名詞のように働きます

「~すること」という意味です。

以下のように文で使われます。

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主語になる場合

文の中で主語(S)になることができます。

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「留学することは(ずっと)私の夢です」

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補語になる場合 

文の中で補語(C)になることができます

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「私の趣味は本を読むことです」

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「イノベーションとは1000のものにnoと言うことである」
by Steve Jobs

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目的語になる場合

文の中で目的語(O)になることができます

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「彼女は絵を描くことが好きです」

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 「昨日ランチであなたとお話しできて楽しかったです」

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前置詞の目的語になる場合 

文の中で前置詞の目的語(O)になる(前置詞の直後に置く)ことができます

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「彼は踊ることが上手だ」

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「私は母親であることを誇りに思う」

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「こんな素晴らしいパーティーを企画してくれてありがとう」

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「部長に送る前に詳細をもう一度確認しよう」

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動名詞《動詞+ing》と《to+動詞の原形》名詞的用法の違い

ざっくり言うと2つとも「~すること」という意味で同じに見えますが、

ニュアンスは全然違います。

✔違い①
以前習った《to+動詞の原形》は名詞的用法以外にも様々な用法、訳し方がありましたが、動名詞には「~すること」という訳し方しかありません。なので、動名詞のほうが「~すること」という名詞感が強いです。

 ✔違い②
~ingと言えば《現在進行形》を思い出しませんか?
現在進行形(例:I'm eating cookies now)の~ingと、動名詞の~ing、一見全く別物に感じますが、実は共通していることがあります。
それは「~ingから伝わるイメージは躍動感、臨場感、動いてる感じです。」
これ、現在進行形の時に説明しましたよね?
現在進行形の~ingも動名詞の~ingも、躍動感、臨場感、動いている感じが伝わります。しかし、《to+動詞の原形》名詞的用法にはその感じはありません

 例:Hey!  I told you texting while driving is dagerous!!!!
「ちょっと!運転中にメールすることは危険って言ったでしょ!」

この文章で想像できるのは、目の前で携帯をいじっているのを見て怒っている様子。
動名詞のtexting「メールすること」は今目の前で行われていることなので、躍動感、臨場感、動いている感じがありますよね。
この文章《to+動詞の原形》名詞的用法に書き換えると変な感じです。
 だって、《to+動詞の原形》名詞的用法には躍動感、臨場感はないから。
《to+動詞の原形》名詞的用法は、どっちかと言うと、ルールや法則、一般常識を言っている感じがします。

なので、こんな文章には《to+動詞の原形》がぴったりです。↓
My teacher from high school would alyways say, "To study English is really important."
「高校の時の先生が昔よく言ってたなか。”英語を勉強するのは本当に大切だ”って。」この文章には、躍動感、臨場感はいらないし、一般常識を言ってる感じなので、《to+動詞の原形》がしっくりきます。

 もう一つ例を見てみましょう。
例:I like playing soccer with my friends.《動名詞》
    I like to play soccer with my friends. 《to+動詞の原形》

2つとも「友達とサッカーをするのが好き」という意味ですが、ニュアンスが違います。

《動名詞》の文章は実際に友達とサッカーをしている生き生きとした風景が浮かんできそうですが、《to+動詞の原形》はそんな感じはありません。淡々と、自分の好きなこと、趣味を述べている感じがします。

まとめると、動名詞の~ingには躍動感、臨場感、動いている感じがある、ということです。

✔違い③

《動名詞》は「すでに実行していること、してしまったこと」
《to+動詞の原形》は「これからすること」というイメージがあります。

 例:Playing soccer is a lot of fun.《動名詞》
  To play succer is a lot of fun.《to+動詞の原形》

2つとも「サッカーをすることは楽しい」ですが、《動名詞》の文は②で説明した通り、イキイキとした感じが伝わるので今実行している、過去にした(普段からしている)ので「サッカーをするのが楽しい」と言っている感じがします。
それに対し《to+動詞の原形》の文は、「サッカーをする(としたら)楽しい」というこれから起こることを想像している感じがします。 

例:I really like living in Japan.
「私は本当に日本に住むのが好きだ」
すでに日本に住んでいるので、livingが自然です。

 

以上が違いです。

これらの違いに神経質になりすぎる必要はありません。
英語にたくさん触れればどの場面でどちらが自然かも感覚で分かるようにもなります。とりあえず、~ingにはイキイキとした、躍動感、臨場感があるということだけは覚えておいてください。(これから先もちょくちょくこの感覚、出てきます)