元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】不定詞①「名詞的用法」を丁寧に解説!

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「私は歌うが好き」

「私は勉強する図書館に行く」

「私はあなたに会う嬉しい」

「私は彼と別れるバカだった」

カタコトに聞こえますよね?

英語でも

× I like sing.

× I'll go to the library study.

× I'm happy see you.

× I was stupid break up with him.

は間違いの文章です。

 

これを解決してくれるのが不定詞(to+動詞の原形)ですf:id:chachachambo:20170608224518p:plain

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〇 I like to sing.

「私は歌うことが好きです」

〇 I'll go to the library to study.

「私は勉強するために図書館に行く」

〇 I'm happy to see you.

「私はあなたに会えてうれしい」

〇 I was stupid to break up with him.

「彼と別れるなんて私はバカだった」

 

 今日から不定詞(to+動詞の原形)を勉強していきます。

↑の例文でも分かるように、色々な訳し方できるので、文法書には細かく色々な「用法」の説明が書いてあるので、ひとつひとつ丁寧に勉強していきましょう。

今日は一つ目の用法「名詞的用法」です。

名詞的用法

("to+動詞の原形"が名詞の役割)

to+動詞の原形が名詞(例えばdogs)のように働きます

「~すること」という意味です。

 目的語になる場合

文の中で目的語(O)になることができます

例:I like dogs.
         O
  「犬が好きです」

例:I like to go out. 
                     O
「出かけることが好きです」

ね?to+動詞の原形がdogsという名詞と同じ働きをしているでしょ?

 だから「名詞的用法」と呼びます。

 補語になる場合

文の中で補語(C)になることができます。

例:My favorite animals are dogs.

       S     V C (S=C)
 「私の好きな動物は犬です」

例:My future goal is to become a lawyer.

                 S            V              C   (S=C)
 「私の将来の目標は弁護士になることです」

ね?to+動詞の原形がdogsという名詞と同じ働きをしているでしょ?

 だから「名詞的用法」と呼びます。

 主語になる場合

文の中で主語(S)になることができます。

例:Dogs are adorable.
   S
 「犬はかわいい」

例:To live in a foreign country is tough.
        S
 「外国で暮らすことは大変だ」

ね?to+動詞の原形がdogsという名詞と同じ働きをしているでしょ?

 だから「名詞的用法」と呼びます。

 

あ、でもこの文章、不自然です。主語が長すぎ!

なので仮の主語Itを置きます。

そしてもともとの主語("To live~")は後ろに置きます。

(英語は頭でっかちな文章を嫌います。頭(主語)はすっきりさせましょう!)

(このItには何も意味はありません。仮に置いているだけ「それ」とか訳さないように!)

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