元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【え、こんなもん?】英検1級で94%とった人が書いたライティング⑥「未成年は終身刑を受けるべきか」

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英検1級を受けて一発合格しました!
単語力ポンコツの私が
ライティングは94%
とれました。

 

 

試験当日私が書いたエッセイを再現したのがこちら

 

英検HPに載っている模範解答って難しいですよね?
それを見て「こんなの無理だー!」と思う人も多いのでは?
意外と大丈夫だよ!と伝えたくてこの記事を書きます。
「え、こんなもんで94%とれるの?」
と思ってもらって、受験を悩んでいる方の背中を押せたら嬉しいです

 

 

これからは、私が練習で実際に書いた文を紹介します!

 

使った本

 

 

この本、スマホに音声をダウンロードできるのでとてもオススメ!
家事の合間に気軽に聞けてCDより断然便利でした!
二次試験もこれで対応できます!

【使い方】
①模範解答を見て、
 書けそうなテーマから順番に選ぶ
②模範解答を音読する
③模範解答をチラチラ見ながら
 知識を詰め込みながら
 とにかくエッセイを書いてみる!
 ※内容はパクッてOK!
  でも、なるべく自分の言葉で書くように!

 

 ここがポイント 
●この自分の書いたエッセイ、
 二次試験対策にも使います!
 バラバラの紙に書くのではなく
 1冊のノートに書くのがおすすめ!
なるべく模範解答を丸パクリしない
 誰かが書いた文章より、
 自分が書いた文章の方がしっくりきて頭に残る

それでは実際に私が書いた文を紹介します。
その前に…

 ここがポイント   
「自分の型」を決める。      
 introductionではこの文章、   
 conclusionではこの文章と決めていると、 
  毎回考えなくていいので時短になりますよ !

私がよく使った型は、

・Introduction 
 I am of the opinion that S' V'.  
 Aside from the fact that 理由①,  理由②. Also, 理由③   
↑ここで、これから書く内容を要約
・Body 
  First, 理由①. 
  Second, 理由②.   
   Lastly, 理由③.
・Conclusion   
 For the reasons mentioned above,  it is apparent that S' V'

Should minors receive life imprisonment for serious crimes?

I am of the opinion that minors should not receive life imprisonment for serious crimes. Aside from the fact that they are not mature enough, there are various factors causing them to commit crimes. Also, there are always possibilities for rehabilitation.

First, young people's brains are still growing. Research has shown that the decision-making part of our brains finishes developing in our early 20s, which means it is sometimes hard for minors to make the right decision. This must be taken into consideration when deciding punishment for minors.

Second, minors committing crimes have other issues leading them to commit crimes, such as their mental disability or abusive household. Statistics show that a large percentage of juveniles committing crimes have disabilities such as ADHD, LD, or autism.
Of course, I'm not saying children with those disabilities are more likely to commit crimes. However, when they are brought up in a terrible environment, where they are abused or neglected, children will likely lack self-esteem and compassion for people and end up committing crimes.  What they need is not punishment but love and support.

Last, there are always possibilities for rehabilitation. As I mentioned in the last paragraph, juveniles committing crimes have suffered a lot and need proper support. If we can give them an environment where they can get adequate education and support, there are always possibilities for rehabilitation. One of the world-famous criminologists who has met thousands of criminals once mentioned "We've never met a monster.", which I think suggests that they can always change.

For the reasons mentioned above, we should give minors committing crimes not life imprisonment but proper education, support, and love.

【日本語】

未成年者は重罪で無期懲役を受けるべきか?

私は、未成年者が重大な犯罪を犯しても無期懲役にすべきではないと考えている。成熟していないという事実もさることながら、彼らが犯罪を犯す原因には様々な要因がある。また、更生の可能性は常にあるからである。

まず、若者の脳はまだ成長途中である。脳の意思決定部分は20代前半で発達が終わるという研究結果もあり、未成年者が正しい判断をするのは時に難しい。未成年者に対する刑罰を決める際には、この点を考慮しなければならない。

第二に、犯罪を犯す未成年者は、知的障害や虐待家庭など、犯罪を犯すに至る他の問題を抱えている。統計によれば、犯罪を犯す少年の多くがADHD、LD、自閉症などの障害を持っている。
もちろん、そうした障害を持つ子供が犯罪を犯しやすいと言っているわけではない。しかし、彼らが虐待を受けたり、ネグレクト(育児放棄)されたりするようなひどい環境で育つと、自尊心や人に対する思いやりに欠け、犯罪に走ってしまう可能性が高い。 彼らに必要なのは罰ではなく、愛情とサポートなのだ。

最後に、更生の可能性は常にあるという点である。前項で述べたように、犯罪を犯した少年は多くの苦しみを背負っており、適切な支援が必要である。彼らに十分な教育と支援を受けられる環境を与えることができれば、更生の可能性は必ずある。何千人もの犯罪者に会ってきた世界的に有名な犯罪学者の一人が、「私たちは怪物に会ったことがない」と言ったことがあるが、それは彼らが必ず変われることを示唆していると思う。

以上の理由から、犯罪を犯した未成年者には無期懲役ではなく、適切な教育、支援、愛情を与えるべきである。