まだまだ続く《to+動詞の原形》
今日は《to+動詞の原形》を使った様々な重要表現を解説します。
- be動詞+《to+動詞の原形》
- in order《to+動詞の原形》 / so as《to+動詞の原形》
- too 形/副《 to+動詞の原形》
- 形/副 enough (for A)《to+動詞の原形》
be動詞+《to+動詞の原形》
これ、色んな意味があってわけわからないと思いますが、意外と会話で耳にすることがあるので、要注意!
色々な意味がありますが、どれもtoに含まれる「~に向かっている」というニュアンスが基本で、「自分の意志では変えられない」という雰囲気が含まれます。
①義務・命令「~すべき」
親が子に指示する時、掲示板での注意書きによく見られます。主語はyouのことが多い。
例:You are to be back by 6.
「6時までに帰ってくるべきだ」
②予定「~する予定である」
変更されそうにない予定に使われます。
例:The date is to be announced.
「日程は後日発表される予定です」
*「後日発表」to be announcedの頭文字をとってTBAと書かれます。
③可能「~できる」
否定文や受動態で使われることが多いようです。
例:He was nowhere to be found.
「彼はどこにも見つからなかった」
④意図「~するつもり、したい」
if節の中で使われます。
例:If you are to succeed in anything, you must first be able to imagine it.
「どんなことでも成功したいのならば、それを想像できなければならない」
⑤運命「~する運命である」
自分で変えられない運命を表します。never, again, after allなどの語句を含み、過去の文で使われることが多い。
例:She was never to see him again.
「彼女は二度と彼に会うことができなかったのです」
in order《to+動詞の原形》 / so as《to+動詞の原形》
「~するために」
《to+動詞の原形》って色んな訳し方がありますよね?
その中でも《目的》「~するために」と言う意味を明確に示したい時に使います。
例: Mrs Green had to work full-time in order to earn a living for her family.
「グリーンさんは家族の生活費を稼ぐためにフルタイムで働かなければならなかった」
例:I talked to her so as to have a better understanding of the situation.
「私は状況をより理解するために、彼女に話しかけた」
too 形/副《 to+動詞の原形》
「~するには形/副すぎる」「あまりに形/副すぎて~できない」
例:She is too young to marry.
「彼女は結婚するには若すぎる」
例:I am too angry to talk now.
「今あまりに怒っているので話せない」
形/副 enough (for A)《to+動詞の原形》
「(Aが)~するには十分 形/副」
*語順に注意!試験では並び替え問題でよく出ます
例:He is old enough to drink.
「彼は飲酒できる歳だ」
例:He was kind enough to help me with my homework.
「彼は私の宿題を手伝ってくれるだけ十分優しかった」
→「彼は親切にも宿題を手伝ってくれた」
例:This pizza is big enough for two of us to share.
「このピザは2人で分け合うには十分な大きさだ」
*「Aが」というふうにto+動詞の原形の意味上の主語を示したい時は
to+動詞の原形の前にfor Aを置く