並び替え問題のポイント①
ずいぶん前に解説しましたが、英語にはたった5つしか文型がありません。
第1文型 SV
第2文型 SVC
第3文型 SVO
第4文型 SVOO
第5文型 SVOC
5つの文型で全てに共通しているのは、SVから始まるということ。
迷ったら、まずSVを並べることから始めましょう。
ポイント②
当たり前ですが、I will give her a book.なんて普通の文章は並べ替え問題にはなりません。
構文や熟語を含んだ文章が問題になるので、定期試験などに出される構文、熟語を日頃から丁寧に覚えておきましょう。
第2問 B
次の問い(問1~3)において、それぞれ下の①~⑥の語句を並べかえて空所を補い、最も適当な文を完成させよ。解答は18~23には入るものの番号のみを答えよ。
解答:18-②
19-⑤
I wonder how much it will cost to replace the current system.となる。
訳:
Y:来月新しい入場IDが導入されるって聞いた?
L:本当?必要かな?今のシステムを取り換えるのにどれだけ費用がかかるんだろう。
解説:
これは間接疑問の問題です。
詳しくはこちら⇩
疑問詞から始まる疑問文
(例: How much will it cost?)を
他の文(例:I wonder ~)に
名詞節として組み込む場合、
そのままではなく、
平叙文の語順(S+V)にする
というルールを間接疑問と呼びます。
解答:20-⑥
21-②
I'll spend the first few days in London and then be in Cambridge for the rest of my stayとなる。
訳:
D:イギリス旅行の計画はどんな感じ?
S:最初の数日はロンドンで、残りの滞在はケンブリッジにいるつもりよ。
解答:22-②
23-⑥
It can sometimes be difficult to make yourself heard in such a crowded placeとなる。
訳:
J:昨日私たちが行ったパーティーはすごいうるさかったわね。ずっと大きな声で喋ってたから、まだ喉が痛いわ。
R:うん、あんなに人混みの中で聞こえるようにするのは難しいよね。
解説:まずは仮主語itの説明から。
もともとの主語は"to make yourself heard in such a crowded place"「あんなに人混みのなかで聞こえるようにすること」でした。
でも主語が長すぎるので、仮主語Itを置いて、本当の主語は文の後ろに置きました。
詳しくはこちらで解説しています⇩
解説:そして①~⑥の選択肢を見てひらめいてください、”make yourself heard”の語順を。”make yourself understood”を覚えていませんか? make O=C「O=Cにする」の形で、「自分自身=理解されるにする」→「通じる」という意味です。
こちらで詳しく解説しました⇩
understoodの代わりにheardが使われているだけです。
make yourself heard「あなた自身=聞かれる」→「自分の声を聞いてもらう」という意味です。