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TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

"those who"を使った心に響く英語の格言35

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一年以上ぶりの更新です!笑

 

昔、高校で教えていた時に
偉人の格言を使った課題を作って
生徒にやらせていました。
こんな感じ↓

 

f:id:chachachambo:20210625120818j:plain

 

こちらからPDFファイルが開けますので
どなたでもどうぞ♪

 

(打ち間違い等あったらこっそり教えてください!笑)

 

その時のクセで
今でも格言を見つけては
「これ、〇〇を教える時に使えるかも♪」
とか考えてしまいます(;'∀')

せっかくなので、
こちらのブログにも記録で残しておこうと思います!

 

今日はthose whoを使った格言です。

those whoについてはこちらに詳しく書いてあります ↓

是非こちら↓を先に読んでみてください

簡潔にまとめると・・・

 

 まとめ 

・後方照応的用法thoseには「それら」という意味はない。

・ただ単に「後ろに関係代名詞のwhoが来るよ」とお知らせするf:id:chachachambo:20210626233522p:plain役割

・those A who ~で「~するA」と訳す

・Aに一般の人々を表す"people"が入って
"those people who"となる時、
peopleは省略できる。

→those who ~で
「~する人々」という意味

・those who ~の後にbe動詞が来る場合は、
who+be動詞をまとめて省略することがある。

 f:id:chachachambo:20171002213521j:plain

それではthose whoを使った格言を見ていきましょう

 

Be who you are and say what you feel,
because those who mind don't matter
and those who matter don't mind.

 - Dr. Seuss

 「本当の自分になって素直な気持ちを声にせよ。それを嫌がる人は友達ではないし、友達なら気にしない。」

 by ドクタースース (作家/漫画家)

 

【解説】
長いので、少しずつ分解しながら見てみます。
Be who you are 
直訳「あなたが誰なのかになりなさい」
→「本当の自分になりなさい」

and say what you feel,
直訳「そしてあなたが何を感じているのかを言いなさい」
→「そして気持ちを声にしなさい」

because those who mind don't matter
でました"those who" !!

詳しく見てみましょう!
もともとはこうでした↓f:id:chachachambo:20210626232653j:plain
thoseは後方照応的用法という名で
「後ろにwhoが来るよ!」と知らせる役目f:id:chachachambo:20210626233522p:plainです。
そして”those A who ~"の形で使われ
「~するA」と訳します。
そして"A"の部分に"people"が使われる時は、peopleを省略するのが普通です。

主語はthose who mind
「嫌がる人」という意味ですね。
※mind【動】嫌がる、気にする


動詞はdon't matter
「重要ではない」ですね。
※matter【動】重要である
 例:It doesn't matter.
   「それは重要ではない」

まとめると
because those who mind don't matter
「なぜなら気にする人は重要ではない」
となります。

 

次の文です。
and those who matter don't mind.
またでました"those who" !
f:id:chachachambo:20210626232657j:plain

主語はthose who matter
「重要な人は」

動詞はdon't mind
「嫌がらない」

まとめると
and those who matter don't mind.
「重要な人は気にしない」
となります。

 

それではもう一度…

Be who you are and say what you feel,
because those who mind don't matter
and those who matter don't mind.

直訳「本当の自分になって、気持ちを声にしなさい。
なぜなら、それを嫌がる人は重要ではないし、
重要な人はそれを嫌がらない」
→ 
「本当の自分になって素直な気持ちを声にせよ。
それを嫌がる人は友達ではないし、友達なら気にしない。」

f:id:chachachambo:20171002213521j:plain

 

二つ目の格言です

Those fortunate enough to live in societies where they are entitled to full political rights can reach out to help their less fortunate brethren in other areas of our troubled planet.

全政治的権利が与えられている社会に生きる恵まれた者だけが、
問題を抱えるこの惑星のほかの地域に暮らす不運な仲間を救うことができる。

アウンサウンスーチー

 

長い文で泣きそうですね!笑
でも分解して理解していけば大丈夫です

 【解説】

Those fortunate enough to live in societies

f:id:chachachambo:20210626233403j:plain

 色んな事が起こっています!笑

①thoseは「後ろにwhoが来るよ!」と
 知らせる役目f:id:chachachambo:20210626233522p:plainです。
 そして”those A who ~"の形で使われ
「~するA」と訳します。

②そして"A"の部分に"people"が使われる時は、peopleを省略するのが普通です。

③those who ~の後にbe動詞が来る場合は、"who+be動詞"をまとめて省略することがある。

つまり、
Those fortunate enough to live in societiesは
もともと

Those people who are fortunate enough to live in societies
だったということです
直訳「社会に住むだけ十分恵まれた人」となります。

そしてsocietiesに関係副詞のwhereが続いて、
societiesに説明が加えられています。

関係副詞のwhereについては
こちらに詳しく解説しています↓


societies where they are entitled to full political rights
関係副詞where以下の文が、societiesを説明して
どんな場所なのかを詳しく述べています

f:id:chachachambo:20210626234446p:plain

直訳「彼らが完全な政治的権利を与えられた社会」

 

ここまでいいですか?
まとめると

Those fortunate enough to live in societies where they are entitled to full political rights

「完全な政治的権利を与えられた社会に生きるだけ十分恵まれた人は」

ここまでがこの文の主語です。

主語が難しいだけで、あとは意外とシンプル。

can reach out
「手を差し伸べるのことできる」
ここがこの文の動詞ですね。

to help
「助けるために」

their less fortunate brethren
「恵まれていない仲間を」

in other areas of our troubled planet.
「私たちの問題を抱えた惑星の他の地域の」

となります。
もう一度全体を見てみましょう。

Those fortunate enough to live in societies where they are entitled to full political rights can reach out to help their less fortunate brethren in other areas of our troubled planet.

全政治的権利が与えられている社会に生きる恵まれた者だけが、
問題を抱えるこの惑星のほかの地域に暮らす不運な仲間を救うことができる。

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どうでしたか?みなさん毛嫌いするthose whoが意外と日常的に使われていること、そして難しくないことが分かってもらえたら幸いです