元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】「助動詞+have+過去分詞」を丁寧に解説!

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これまで、たくさん勉強していきた助動詞。

復習ですが助動詞とは、

「かもしれない」「ちがいない」「すべき」など

話し手の判断や気持ちを付け加える品詞です。

 

これまで習ったのは、

 I should study harder.
        現在      現在

「私は(現在)もっと一生懸命勉強するべきだ(と現在私は思う)」

 という風に、現在の話でした。

例えば、赤点のテストを目の前にして「今勉強すべきだ!」と今思っている状況です。 

 

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じゃあ、上の文章を

「私は(過去のあの時)もっと一生懸命勉強するべきだった(と現在私は思う)」

という風に、時制にズレがある時はどうするでしょう?

 

答えは・・・

「私は(過去のあの時)もっと一生懸命勉強するべきだった(と現在私は思う)」

赤い字の動詞をhave+過去分詞にするんです!

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 I should have studied harder.
     現在       過去

例えるなら、 時は流れて数年後、志望校に入れず「赤点を取ったあの時、もっと一生懸命勉強すべきだったなぁ」と今思っている状態です。

 

注意!助動詞がある場合は動詞は必ず原形というルールがありますよね?

〇 He can drive.  × He can drives.

なので、主語が何であれ、hasにはならず常にhave+過去分詞です。

〇 He should have come.  
× He should has come.

 

というわけで、今日勉強するのは

助動詞+have+過去分詞です。

会話でもよく使うので、しっかり勉強していきましょう。

それでは詳しく紹介していきます。

could+have+過去分詞

●可能:「~できたのに」

例:I didn't know you liked baseball. I could have got you a ticket.
「君が野球が好きとは知らなかった。チケット取ってあげたのに」

例:I could've done it.
「できたのに」

 ※会話ではcould haveを省略してcould'veと言うのがほとんどです。

 

●可能性・推量
「~だったかもしれない」

例:The situation was bad, but it could have been worse.
「状況は悪かった。しかしもっと悪かった可能性だってある」

 例:(映画「ライオンキング」より)

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  Simba, I'm very disappointed in you.
  「シンバ、お前にはがっかりだ。」
     You could have been killed.
  「お前は殺されてたかもしれないんだぞ」

 

couldn't+have+過去分詞

●可能「~できなかった」

例:I couldn't have gone to the party anyway. I was sick.
「どうせパーティーには行けなかった。病気だったから」

 

 

 can't/ couldn't+have+過去分詞

●可能性:「~であったはずがない」

例:She hasn't called me. She can't have got my message.
「彼女から連絡がない。留守電を聞いていないに違いない」

例:He couldn't have been with her yesterday. She was in Tokyo.
「彼が昨日彼女と一緒にいたわけがない。彼女は東京にいたんだから」

 

 

may/might+have+過去分詞

●可能性:「~だったかもしれない」

例:We might have met each other somewhere.
「私たち、どこかで会ったのかもしれませんね」

 

 

must+have+過去分詞

●確定的な推量:「~したに違いない」

例:I can't find my key! I must have lost it somewhere.
「鍵が見つからない!どこかでなくしたに違いない」

 

 

should+have+過去分詞

●確信のある推量「~したはずだ」

例:Where is he? School should have ended by 3.
「彼はどこ?学校は3時には終わったはずだ」

●過去に対する後悔「~すべきだった」
例:I should’ve studied abroad when I was young.

「若いうちに留学しておくべきだった」

会話ではshould haveを省略してshould'veと言うのがほとんどです。

例:I shouldn't have done it.
「すべきじゃなかった」

 

would+have+過去分詞

●過去の推量「~だっただろう」

例:You should've met him! You would have fallen in love with him.
「彼に会うべきだったのに!彼と恋に落ちただろうに」

例:i didn't invite them to the party. They wouldn't have come anyway.
「彼らをパーティーに招待しなかった。どうせ来なかっただろう」

会話ではwould haveを省略してwould'veと言うのがほとんどです。

 

以上で助動詞は終わりです!!!

終わった―――――!!!!!