元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】助動詞「may/might」を丁寧に解説! 

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二つ目に紹介する助動詞は

may/mightです。

 

以下のような意味があります。

許可「~してもよい」

例:May I come in?

「入ってもいいですか?」

(英検の面接で入室時に使えます)f:id:chachachambo:20170419140753j:plainf:id:chachachambo:20170511091818p:plainmayとcanの違いf:id:chachachambo:20170411214237p:plain

mayは相手に許可を求める時

canは状況的に許されるかたずねる場合

例:May I smoke here?

「ここで吸ってもいいですか?」(あなたに許可を求めています、いいですか?)

例:Can I smoke here?

「ここで吸ってもいいですか?」(ここは吸ってもいい場所、状況ですか?)

 

例:You may go now. 

先生が生徒に、上司が部下に「もう行ってよろしい」と許可を出す時など

例:You can go now.

上下関係ではなく「行っても大丈夫ですよ」と許可を出す時など

※mayは上の立場の人が許可を出す場合に使われることが多く、

答える時にYes, you may. / No, you may not.と言うと高圧的な印象なので、

気を付けましょう!

 

例: Can I go to a bathroom?

「(状況的に)トイレに行ってもいいですか?」

例:May I go to the bathroom?

「(あなたの許可を得て)トイレに行ってもいいですか?」

※『許可』を表すMay I go to the bathroom?のほうが丁寧です。

もしあなたが、授業中にトイレに行きたくなって先生に ”Can I go to the bathroom?” と聞いたら、先生に ”Yes, you can. But you may not” と言われるかもしれませんよー

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推量「~かもしれない」

例:Where is he?   He may be in the kitchen.(=perhaps he is in the kitchen)

「彼はどこ?」「キッチンにいるかもしれない」

例:Where is he? He might be in the kitchen.(=perhaps he is in the living room.)

「彼はどこ?」「キッチンにいるかもしれない」

 

can/couldと同様、過去形mightにすることで、心理的距離間を表すことができ、確信度の低さを示します。

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mayを使った重要表現

・may well do
「~するのがもっともだ」

 mayの後ろにwellがつくことで確信度が高くなる

例:You may well get confused.

「あなたが戸惑うのももっともです」

 

・may(/might) as well ~ (as・・・)
「(・・・するくらいなら)~したほうが良いだろう」
※mightは現実性が低い場合に使う

例:We may as well go home. This party is boring.

「家に帰ったほうがよさそうだね。このパーティーつまらないし」

例:I might as well throw my money away as spend it on this stupid dress.

「こんなバカみたいなドレスに使うなら、お金を捨てたほうがまし」

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