通常、英語の文章は、
SV(第1文型)
SVC(第2文型)
SVO(第3文型)
SVOO(第4文型)
SVOC(第5文型)
のどれかの並べ方でできています。
しかし、
ある特定の語(句)を文頭に無理矢理文章の最初に置くと、
語順が疑問文の語順(VS)に変わります。
それを倒置と呼びます。
補語を文頭に置いた倒置
「忘れる人は幸せである」
主語が長い時に、補語を文頭に持ってきて、倒置になることがあります。
会話ではあんまり使わないかな。
この文章に出てきたthose whoについてはここで詳しく解説しています。
否定語を文頭に置いた倒置
「こんなに怒ったことはない」
「一度もない」と言う意味の否定語neverを強調するために文頭に置きました。
よって倒置が起きます。
「自分がブログを始めるなんて夢にも思わなかった」
場所・方向を表す副詞(句)を文頭に置いた倒置
「ほら、ステイシーが来たよ」
※主語がStacyではなく、代名詞のsheだった場合
×Here comes she.は間違いです。正しくは、
〇Here she comes. です。
二つ目の例文は過去に紹介したpep talkからです。
当時は解説しませんでしたが、この文章、実は倒置でした。
「成功した女性の背後には、必ず彼女を怒らせた誰かがいる」
so, neither, norで始まる倒置
A「君、素敵だよ」 B「ありがとう。あなたも」
*stunning【形】とても素敵な (会話でよく使います)
前に述べられた内容に関して
「~もそうだ」
と他の人/物についても同様のことを言いたい時、
So V+Sで表します。
この表現は会話でもよく使います。
注意すべきは、
前述の文章の動詞。
↑の例文ではlookという一般動詞なので、So do you.となっています。
A「君昨夜、べろんべろんに酔ってたね」
B「お前もね」
*wasted【形】酔っぱらった、ハイになった
前述の文章の動詞がwereというbe動詞の過去なので、
So were you.
となっています。
A「全然勉強してない」
B「私も(してない)よ」
↑という試験前のだまし合い!笑
前述の否定の内容を受けて
「~もそうではない」
と言う場合は、
Neither V+S、
またはNor V+Sで表します。
ちなみにneitherの発音は、
(カタカナで発音を表すのは大嫌いですが仕方ない…)
「ニーザー」でも「ナイザー」でもOK。
前述の文章の動詞が、
didn't studyという一般動詞の過去なので、
Neither did I.となっています。
A「全然分からない」
B「私も」
前述の文章の動詞が、
haveという一般動詞なので、
Nor do I.となっています。
A「海外に行ったことがないの」
B「私も」
前述の文章の動詞が、
have never beenという現在完了なので、
Neither have I.となっています。