元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】「間接疑問」を丁寧に解説!

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今日は間接疑問を解説します。

疑問詞から始まる疑問文(例:Who is he?)を他の文(例:I don't know ~)に名詞節として組み込む場合、そのままではなく、平叙文の語順(S+V)にするというルールを間接疑問と呼びます。
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訳:彼がだれか私は知りません。

日本語でも同じですよね?「私は~を知りません」の「~」に「彼は誰ですか?」を組み込む時、そのまま組み込んで「私は、彼が誰ですかを知りません」とは言わないですよね?それと同じことです。

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訳:彼がどこに住んでいるかご存知ですか?

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訳:何が起こったか見ましたか?

"What happened?"という文は、whatが疑問詞でありかつ主語なので(「何起こったの?」)、もともと語順がS+Vでした。

なので、そのままの形で「~」部分に組み込みます。

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ここまで理解できましたか?

それでは次の例文を見てみましょう。

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👆この文章は×。間違いです。

正しい文章は👇です。

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これまで解説した通りに文章を作ったのに、なぜ×だったのでしょう?

それはDo you think ~?のthinkという動詞に理由があります。

上記の例文で使った動詞、knowやseeはYes/Noで答えられましたよね?

「彼がどこに住んでるか知ってますか?」→Yes/No

「何が起きたか見ましたか?」→Yes/No

それに対して、今回の動詞thinkはYes/Noで答えられません。

「彼は何時に来ると思いますか?」→Yes/Noで答えられない

そんな動詞の時は、疑問詞を文頭に持っていきます。

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それでは次の例文見てみましょう。f:id:chachachambo:20171030170028p:plain

訳:彼はどこに住んでいるとあなたと思いますか?

→Yes/Noで答えられないので、疑問詞を文頭に持っていきます。

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訳:何が起こったとあなたは思いますか?

→Yes/Noで答えられないので、疑問詞を文頭に持っていきます。

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訳:あなたはあなたが誰だと思いますか?

→Yes/Noで答えられないので、疑問詞を文頭に持っていきます。

この文章「あなた、自分を誰だと思っているの?」→「何様のつもり?」

という意味です。ケンカに使えます!笑