今日は間接疑問を解説します。
疑問詞から始まる疑問文(例:Who is he?)を他の文(例:I don't know ~)に名詞節として組み込む場合、そのままではなく、平叙文の語順(S+V)にするというルールを間接疑問と呼びます。
訳:彼がだれか私は知りません。
日本語でも同じですよね?「私は~を知りません」の「~」に「彼は誰ですか?」を組み込む時、そのまま組み込んで「私は、彼が誰ですかを知りません」とは言わないですよね?それと同じことです。
訳:彼がどこに住んでいるかご存知ですか?
訳:何が起こったか見ましたか?
"What happened?"という文は、whatが疑問詞でありかつ主語なので(「何が起こったの?」)、もともと語順がS+Vでした。
なので、そのままの形で「~」部分に組み込みます。
ここまで理解できましたか?
それでは次の例文を見てみましょう。
👆この文章は×。間違いです。
正しい文章は👇です。
これまで解説した通りに文章を作ったのに、なぜ×だったのでしょう?
それはDo you think ~?のthinkという動詞に理由があります。
上記の例文で使った動詞、knowやseeはYes/Noで答えられましたよね?
「彼がどこに住んでるか知ってますか?」→Yes/No
「何が起きたか見ましたか?」→Yes/No
それに対して、今回の動詞thinkはYes/Noで答えられません。
「彼は何時に来ると思いますか?」→Yes/Noで答えられない
そんな動詞の時は、疑問詞を文頭に持っていきます。
それでは次の例文見てみましょう。
訳:彼はどこに住んでいるとあなたと思いますか?
→Yes/Noで答えられないので、疑問詞を文頭に持っていきます。
訳:何が起こったとあなたは思いますか?
→Yes/Noで答えられないので、疑問詞を文頭に持っていきます。
訳:あなたはあなたが誰だと思いますか?
→Yes/Noで答えられないので、疑問詞を文頭に持っていきます。
この文章「あなた、自分を誰だと思っているの?」→「何様のつもり?」
という意味です。ケンカに使えます!笑