今日は過去完了(had+過去分詞)を勉強します。
↑の図からわかるように、前回解説した現在完了(have/has+過去分詞)よりも時間的に前の話をする時の表現です。
それでは詳しく見ていきましょう。
過去完了(had+過去分詞)は
過去のある時点から見た視点で、大過去(過去から見た過去)から過去に至るまで
の話をする時の表現です。
意味は現在完了と同じく3つあります。
①完了
「~してしまっていた」
大過去から始まった動作、出来事が過去のある時点までに完了していた
例:When I arrived at the station, the train had already left.
「私が駅に到着した時、電車はすでに出発してしまっていた。」
「私が到着した」のは過去のある一点の一時的な動作なので、単純に過去形で表します。
そして「電車が出発してしまった」のは、過去のある一点までにすでに完了している動作なので、過去完了形で表します。
例:When my dad got home, I had already finished my homework.
「父が帰って来た時、私はすでに宿題を終わらせていた」
例:I arrived at work in the morning and found that somebody had broken into the office during the night.
「朝職場に到着して、誰かが夜の間にオフィスに侵入していたことを発見した」
※break into【動】侵入する、押し入る
②経験
「~したことがあった」
過去のある時点で、大過去から過去に至るまでの間に経験したことがあった
例: When we got married, I had met his parents only twice.
「結婚した時、彼の両親に2回しか会ったことがなかった」
例:I went to France last month. Even though I had never been there before, I felt like I was home.
「先月フランスに行った。それよりも前にフランスに行ったことはなかったが、故郷に帰ったような気持ちだった」
③継続
「ずっと~していた」
過去のある時点で、大過去に始まって過去に至るまでずっと継続していた
※現在完了「継続」と同じく、③継続の意味の時は、「③継続だ!」とはっきりさせるために過去完了進行形(had been ~ing)を使います。
例:When we got married, we had been going out for 2 years.
「私たちは結婚した時、2年間付き合っていた」
例:I had been meaning to call him. And! HE called me!!!
「ずっと彼に電話しようと思っていたの。そしたら!彼から電話があったの!」
※mean to 動詞の原形「~しようと思う,~するつもり」
次は未来完了(will have+過去分詞)を勉強します。