動名詞とは《動詞+ing》の形で、「~すること」という意味でした。
今日は、その動名詞の様々な形を勉強します。
否定形
否定形にするときは、動名詞の直前にnot(またはnever)を置き、not (/never)~ingにします。
例:I'm sorry for not replying sooner.
「もっと早くお返事しなくてごめんなさい」
意味上の主語
動名詞の意味上の主語(動作主)を付け加えたいときは、動名詞の前に所有格か目的格を置く。
所有格は「~の」を表す格:私ならmy、あなたならyour、彼ならhis
目的格は「~を」を表す格:私ならme、あなたならyou、彼ならhim
★会話でよく使うのは断然目的格です
例:I'm happy for you getting straight A's.
「私はあなたがオールAがもらえて嬉しい」
動名詞の意味上の主語がない、I'm happy for getting straight A's.だと、私がオールAをもらって、私が嬉しいという意味になってしまいます。
例:I can't even imagine George being a dad.
「私は、ジョージがお父さんであることを想像さえできない」
→「ジョージがお父さんだなんて想像できない」
動名詞の意味上の主語がない、I can't even imagine being a dad.だと私が父親であることを、私が想像できないという意味になってしまいます。
例:I'm so proud of her being brave enough to stand up to the bully.
「私は、彼女が勇敢にもいじめっ子に立ち向かったことを誇りに思います」
動名詞の意味上の主語がない、I'm so proud of being brave…だと、私が勇敢であることを、私が誇りに思うという意味になってしまいます。
*stand up to O「Oに立ち向かう」
* 形/副 enough《to+動詞の原形》「~するには十分 形/副」(前に紹介しました)
例:Her hair falls perfectly without her trying.
「彼女の髪は彼女が頑張ることなしに完璧になびく」
→「彼女の髪は何もしなくても完璧だ」
"Just the way you are" by Bruno Marsの歌詞
完了形
完了形にするときは、having +過去分詞にします。「~したこと」と言う意味で、時制にズレがある時に使います。
算数のひっ算のようにして考えてみましょう⇩
例:He admitted having stolen the car.
「彼は車を盗んだことを認めた」
※「認めた」のは過去、「車を盗んだ」のは、それよりもっと前の大過去。時制にズレがあるので、「車を盗んだ」はhaving stolenにします。
例:I'm so angry at him for having put us in this situation.
※過去に「彼が私たちをこの状況に追い込んだ」ことに対して、現在「私が怒っている」。
時制にズレがあるので、「彼が私たちをこの状況に追い込んだ」はhaving put us in this situationにします。
受動態
受動態にするときは、being +過去分詞にします。「~されること」と言う意味です
例:I don't like being told what to do.
「私は何をすべきか言われることが好きではない」
→「私は指図されるのが好きではない」
例:I'm scared of being laughed at.
「私は笑われることが怖い」
*laugh at O「Oを笑う」