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TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】関係副詞④「非制限用法」を丁寧に解説!

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以前勉強した、関係代名詞の非制限用法を覚えていますか?

「 , 」を置いて、先行詞に関する補足的な情報を付け加える、あの非制限用法です。

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「私のいとこのケン(あ、ちなみに隣に住んでるんだけど)はお医者さんです」

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関係副詞にも非制限用法があります。 

ただし、whereとwhenだけです。(howとwhyには非制限用法はありません)

関係副詞の非制限用法も、先行詞と関係副詞の間に「 , 」を置いて、先行詞に関する補足的な情報を付け加える役割をします。

andなどの接続詞を付け足して訳すといいですよー

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それでは詳しく見ていきましょう。

まずはwhereから。

whereの非制限用法

 《非制限用法》

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「私はスウェーデンを訪れました(あ、そこに友達が住んでるんだけどね)」

スウェーデンに関する補足的な情報を付け足しています。

こんなイメージです👇

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《制限用法》との違いは分かりますか?👇

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「私は、育った町を最近訪れた」

制限用法は、「どの町かというと、私が育った町」という風に、

the townをどの町か特定しています。

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👆これは間違いです。これだとスウェーデンという国がたくさんあって、どのスウェーデンかと言うと「私の友達が住んでいるスウェーデン」というふうに特定していることになります。スウェーデンは1つしかありません。そのスウェーデン補足的な情報を付け足しているだけなので、非制限用法の「,」を付けなければいけません。

(話す時には「, 」があるかないかは分かりませんけどね)

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whenの非制限用法

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「私の娘は2001年に生まれた(あ、ちなみにその年に私たちはボストンに引っ越してきたんだけどね)」

2001年に関する補足的な情報を付け加えています。

👇こんなイメージです

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 《制限用法》との違いは分かりますか?👇

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「私は、あなたに初めて会った日をまだ覚えている」

制限用法は、「どの日かというと、私があなたに初めて会った日」という風に、

the dayをどの日か特定しています。

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👆これは間違いです。これだと2001年がたくさんあって、どの2001年かと言うと「私たちがボストンに引っ越してきた2001年」というふうに2001年を特定していることになってしまいます。

2001年は1つしかありません。2001年に補足的な情報を付け足しているだけなので、非制限用法の「,」を付けなければいけません。

(話す時には「, 」があるかないかは分かりませんけどね)