トランプ大統領に引き続き、オバマ元大統領のtwitterも紹介します。
トランプに比べると非常に穏やかなtweetばかりです(←もはや呼び捨て笑)
1つ目
Forever grateful for the service and sacrifice of all who fought to protect our freedoms and defend this country we love.
〖解説〗
・grateful for ~【形】~(行為など)に対して感謝している
・この文章、省略されているものも含めると関係代名詞が2つ使われています。
最後の部分、this country (that) we loveは、関係代名詞の目的格thatまたはwhichが省略されています。we loveという文章がthis countryを説明して「私たちが愛するこの国」という意味です。
・もうひとつの関係代名詞whoは、who以下の下線部が目の前のallを説明しています。
all who foughtで「戦った全ての人」という意味です。
それに続く赤字の部分は、to+動詞の原形の副詞的用法《目的》です。
「~するために」と訳すので、「私たちの自由を守り、私たちが愛するこの国を守るために戦った全ての人」と訳します。
〖日本語訳〗
私たちの自由を守り、私たちが愛するこの国を守るために戦った全ての人の、功労と犠牲に対し、永遠に感謝します。
2つ目
To target hopeful young strivers who grew up here is wrong, because they've done nothing wrong.
〖解説〗
不法にアメリカに移民した15歳以下の子どもたち(要は親に連れられて不法入国し、アメリカで育った人たち)は、強制送還の対象から外すという政策「DACA」をオバマ前大統領が打ち出していました。
トランプは、その政策を撤回しました。これによって移民の国アメリカでは、約80万人もの若者がアメリカで育ち、アメリカで働いているにもかかわらず、強制送還されるかもしれないという事態になります。
それに対するオバマ前大統領のtweetです。
striver【名】努力家
・赤字のTo targetは、to+動詞の原形の名詞的用法なので「~すること」と訳します。
・関係代名詞whoがwho grew up hereという文章で目の前のstriversを説明しています。
「ここで育った努力家」という意味です。
長いですが、この文章の主語はTo targetからhereまでです。
〖日本語訳〗
ここで育った、若く希望に満ち溢れた努力家たちを標的にすることは間違っている。
なぜなら彼らは何も悪いことはしていないのだから。
3つ目
ハリケーンの被害を受け、全島で1週間たっても停電が続くプエルトリコ(米自治領)に関してのtweetです。ちなみにトランプはプエルトリコに関するツイートより、国歌演奏の際の起立を拒否するNFL選手たちを批判するツイートの方が多かったと非難されてます。
We're expanding our efforts to help Puerto Rico & the USVI, where our fellow Americans need us right now.
USVI【名】アメリカ領ヴァージン諸島
〖解説〗
effort【名】努力、取り組み、運動
・赤字のto helpは、to+動詞の原形の形容詞用法です。「~するための名詞」というふう風に目の前の名詞を説明します。「プエルトリコとヴァージン諸島を助けるための取り組み」という意味です。
・場所を表す関係副詞whereに「,」が付いているので、非制限用法です。プエルトリコとヴァージン諸島に「同胞が我々を今必要としている」という補足的な情報を足しています。
もし、「,」がないとおかしい文章になってしまいます。「プエルトリコとヴァージン諸島がたくさんあって、どれのことを指しているかというと同胞が我々を必要としているあのプエルトリコとヴァージン諸島」という意味になっていまうからです。プエルトリコとヴァージン諸島は1つしかなく、それに補足的に情報を付け足しているだけので、「,」が必要です。
〖日本語訳〗
同胞が我々を今必要としている、プエルトリコとヴァージン諸島を助けるための運動を拡大中です。oneamericaapeal.orgで参加してください。