今日から関係詞に入ります。
関係詞、めちゃくちゃ大事です。
英語を話していて、関係詞を使わない日は絶対ないってくらい大事です。
なので、気合いを入れて勉強しましょう。
まず、関係詞には
1、関係代名詞
2、関係副詞
の2つがあります。
まずは関係代名詞から解説します。
名詞を修飾(説明)するもの。
これまで何個か習いました。
①形容詞
②to+動詞の原形
③分詞
では
のように"文章で"名詞を説明したい時はどうすればいいでしょう?
そこで使えるのが関係代名詞です。
こんな感じで使います。
太字のwhoとwhichが関係代名詞と呼ばれるものです。
説明したい名詞と、説明の文章をつなぐ接着剤の働きをします。
説明したい名詞が人の時(↑例:friend)はwho
人以外の時(↑例:book)はwhichを使います。
人の時でも人以外の時でも使える便利なthatという関係代名詞もあります。
ちなみに説明したい名詞(↑例:friend, book)のことを先行詞と呼びます。
関係代名詞には、主格、目的格、所有格と呼ばれるものがあります。
それでは詳しく見ていきましょう。
主格
先行詞が人の時
さっきと同じ文章です。
「友達」どんな友達かと言うと?「彼女は最近離婚を経験した」
をまとめて「最近離婚を経験した友達」と表現したい時、関係代名詞を使います。
👇先行詞friendを指しているSheを関係代名詞whoに変えます。
whoは説明の文章(who recently went through a divorce)の中で主語の役割をしているので、このwhoを関係代名詞の主格と呼びます。
(「whoはもともと、主語だったSheなんだから主格だ」と考えてもいいですよ)
実際に文章で使ってみましょう。
「最近離婚を経験した友達がいます」
先行詞が人以外の時
「会社」どんな会社かと言うと?「その会社は家具を作る」
をまとめて「家具を作る会社」と表現したい時、関係代名詞を使います。
👇先行詞companyを指している It を関係代名詞whichに変えます。
whichは説明の文章(which makes furniture)の中で主語の役割をしているので
このwhichを関係代名詞の主格と呼びます。
(「whichはもともと、主語だった It なんだから主格だ」と考えてもいいですよ)
実際に文章で使ってみましょう。
「父は家具を作る会社に勤めています」
先行詞が人でも人以外でも使える便利なthatを使ってももちろんOK
目的格
先行詞が人以外の時
さっきと同じ文章です。
「本」どんな本かと言うと?「私がずっとそれを読みたかった」
をまとめて「私がずっと読みたかった本」と表現したい時、関係代名詞を使います。
👇先行詞bookを指している it を関係代名詞whichに変えます。
👆さっき言ったように、関係代名詞は、説明したい名詞と、説明の文章をつなぐ接着剤の働きをするので、接着剤がこんな後ろにいてはいけません。
説明したい名詞(book)と説明の文章(I have always wanted to read)の間に置きましょう。
whichは説明の文章(which I have always wanted to read)の中で目的語の役割をしているのでこのwhichを関係代名詞の目的格と呼びます。
(whichは、もともと目的語だった it なんだから目的格だと考えてもいいですよ)
そして、関係代名詞の目的格は省略できます。
というか会話ではほぼ省略します。
実際に文章で使ってみましょう。
「ずっと読みたかった本をついに買った」
先行詞が人の時
「人たち」どんな人たちかと言うと?「私は彼らに昨日会った」
をまとめて「私が昨日会った人たち」と表現したい時、関係代名詞を使います。
👇先行詞the peopleを指している them を関係代名詞*whomに変えます。
👆さっきで言ったように、関係代名詞は、説明したい名詞と、説明の文章をつなぐ接着剤の働きをするので、接着剤がこんな後ろにいてはいけません。
説明したい名詞(the people)と説明の文章(I met last night)の間に置きましょう。
whomは説明の文章(whom I met last night)の中で目的語の役割をしているので
このwhomを関係代名詞の目的格と呼びます。
(「whomはもともと、目的語だった them なんだから目的格だ」と考えてもいいですよ)
*「先行詞が人で、目的格の時はwhomという関係代名詞を使う」と参考書等に書いてあると思いますが、会話では実際whoを使います。海外ドラマでも、whoとwhomを使い分ける几帳面な人をからかうシーンがあったくらいです。)
そして、目的格の関係代名詞は省略できます。
実際に文章で使ってみましょう。
「私が昨夜会った人たちはとても親切だった」
所有格
「友達」どんな友達かと言うと「彼女のお兄さんはプロ野球選手」
をまとめて「お兄さんがプロ野球選手の友達」と表現したい時、関係代名詞を使います。
👇先行詞a friendを指している Her を関係代名詞whoseに変えます。
👆whoseはもともとHerでした。Herは「彼女の」という所有を表す所有格なので、
このwhoseを関係代名詞の所有格と呼びます。
whoseは先行詞が人の時でも、人以外の時でも使えますが、海外の英文法の本には「主に人に使う」と書いてあります。
実際に文章で使ってみましょう。
「私は、お兄さんがプロ野球選手の友達がいます」
以上が関係代名詞です。
表でまとめてみるとこうなります。
しつこいけど、関係代名詞、めちゃめちゃ使えるので絶対しっかり勉強してください!