私の大好きな映画、Toy Story3に出てくる仮定法を以前紹介しました。
大好きなのでまたDVDを見ていたら仮定法が耳に入ってきたので、紹介します。
おもちゃたちが、Andyに捨てられたと勘違いして、day care(保育園)への寄付の箱に飛び込むシーンです。
Woody: What's going on? Don't you know this box is being donated?
Buzz: It's under control, Woody. We have a plan.
Woody: Daycare? What, have you all lost your marbles?
Mrs. Potato Head: Well, didn't you see? Andy threw us away.
Woody: No, no, no, no. He was putting you in the attic.
Mr. Potato Head: Attic? So how did we end up on the curb?
Woody: That was a mistake. Andy's mom thought you were trash.
Hamm: Yeah. After he put us in a trash bag.
Mrs. Potato Head: And called us junk!
Woody: Yeah, I know. It looks bad. But, guys, you gotta believe me.
Mr. Potato Head: Sure thing, college boy!
Jessie: Andy's moving on, Woody. It's time we did the same.
分かりましたか?最後のJessieのセリフが仮定法です。
「え?仮定法ってifじゃないの?」と思った人もいるかもしれませんが、仮定法=ifではありません。
まず、仮定法の基本的な考え方をおさらいしましょう。
・仮定法とは、現実と異なること、現実にはありえないことを想像して言う時に使う表現
・時制は一つ前にずらす
(現在のことを仮定するなら過去形、過去のことを仮定するなら大過去)
例:If you won a lottery, what would you do?
もし宝くじが当たったら、何をしますか?
※宝くじがあたるなんて、現実にはほぼありえないけど、それを想像して「あなたはどうする?」と聞いているので、仮定法。時制も一つ前の過去形になっていますね。
例:I wish I were invisibale.
透明人間だったらなぁ。
※透明人間になるなんて、現実にはありえないけど、それを想像しているので、仮定法。時制も一つ前の過去形になっていますね。
そんな仮定法を使った表現にこんなのがありました。
It is time 仮定法過去
「もう~してもいい時間だ」
「もう~してもいい頃なのに、まだしていない=事実と異なる」ので、仮定法を使います。相手に注意をしている、少し嫌味ともとれる表現です。
こちら⇩で解説しています。
それを使ってJessieが
Jessie: Andy's moving on, Woody. It's time we did the same.
「アンディは先に進んだのよ、ウッディ。私たちも同じ(先に進む)ことをしてもいいんじゃない?」
と言っています。
それでは、シーン全体の英語を見てみましょう。
Woody: What's going on? Don't you know this box is being donated?
訳:何してるんだ?その箱は寄付されるって知ってるのか?
Buzz: It's under control, Woody. We have a plan.
訳:問題ない。我々には計画がある。
Rex: We're going to daycare!
保育園に行くんだ!
Woody: Daycare? What, have you all lost your marbles?
保育園?何言ってるんだ?みんなどうかしちまったのか?
Mrs. Potato Head: Well, didn't you see? Andy threw us away.
分からないの?アンディに捨てられたのよ!
Woody: No, no, no, no. He was putting you in the attic.
違う違う!屋根裏にしまおうとしてたんだ。
Mr. Potato Head: Attic? So how did we end up on the curb?
屋根裏?じゃあなんて俺たちはゴミ置き場(歩道脇)にいたんだ?
*end up「ついには~になる」という表現は会話でもよく使います。
例:They ended up getting a divorce.
「彼らは結局離婚することになった」
例:He ended up in the hospital.
「彼はしまいには入院するはめになった」
Woody: That was a mistake. Andy's mom thought you were trash.
間違いなんだ。アンディのママがゴミと勘違いしたんだ。
Hamm: Yeah. After he put us in a trash bag.
あぁ、アンディがゴミ袋に入れたからな。
Mrs. Potato Head: And called us junk!
それにガラクタって呼んだわ!
Woody: Yeah, I know. It looks bad. But, guys, you gotta believe me.
あぁ、分かるけど、みんな俺を信じてくれ。
Mr. Potato Head: Sure thing, college boy!
あぁ、いいよ、大学生さんよ。
*sure thingも会話でよく使います。
sureと意味は同じで「もちろん、いいよ」です。
Jessie: Andy's moving on, Woody. It's time we did the same.
アンディは先に進んだのよ、ウッディ。私たちも同じ(先に進む)ことをしてもいいんじゃない?
字幕:彼は私たちとは別の道へ…
吹き替え:アンディは新しい場所に行くんだ。私たちもそうする。