高校3年生は大学入試の二次対策が本格化してくる季節になりました。
学校の授業では、
大学入試過去問を使って
模範解答を説明するだけの先生がいるかもしれません。
しかし!このブログでは、
「私が受験生だったらこう書く!」
という私独自の解答を、
どういう考えで、
どういう意図があって書いたのか
という説明も加えながら解説していきたいと思います。
最初は日本語を英語に訳す問題。
そして慣れてきたら、
自由英作文やグラフを見て意見をまとめる問題などにレベルアップしていきたいと思います。
まず、英作文をするときのポイントを以下にまとめました。
英作文のポイント
直訳しない!
英語と日本語は全く違う言語。
機械的に翻訳できるわけがありません。
例:楽しむことと、失敗から何か建設的なことを学ぶことのほうに気持ちを集中し始めた。
→この文章を直訳すると(Google翻訳すると)
And that you enjoy, and began to concentrate feelings toward the thing to learn is something constructive thing from failure.
これでは意味は通じない。
日本語を見て、単語単語に対応する英語表現を探すのではなく、
英文全体の構造、その文(筆者)が伝えたい内容を考えながら訳していきましょう。
主語を設定して、動詞の選択をする
日本語を英訳する際の基本は、
主語(S)と動詞(V)の選択。
英語にはたった5つの文型しかありません。
(SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC)
どの文型もSVから始まっているので、
SVを選択すれば、文章を書き始めることができます。
そして、5つの文型のうちどれかにあてはめれば文章はできます。
まず日本語を読んで、
その文(筆者)が伝えたい内容を自分の頭で噛み砕きます。
そしてそれを文型に当てはめながら
シンプルな英語にしていくことから始めましょう。
例:楽しむことと、失敗から何か建設的なことを学ぶことのほうに気持ちを集中し
始めた。
→この文章を主語と動詞は何でしょう?
・主語は「私」= I
・動詞は「集中し始めた」= started to focus / concentrate on
これが決まると文章が書けます。
SVOの文型にあてはめて書いてみます。
S=私
V=集中し始めた
O=楽しむこと、失敗から何か建設的なことを学ぶこと
I started to focus on enjoying myself and learning something constructive from my mistakes.
自分の使える表現で英訳する
誤りを誘発するような、
難しい英語表現を無理に使う必要はありません。
英訳しづらい日本語の文でも、
「読み換える」ことにより、
自分で使える文構造、語彙、熟語、構文を用いて十分に表現できます。
バカ真面目にそっくりそのまま日本語を全部英語にする必要はないんです。
「この文章なら書ける!」
という「自分の土俵」に持っていくようにしましょう。
ただし、もとの日本文とかけ離れないように注意。
使える表現を丸暗記
応用できる、すぐに使えそうな文や表現を丸暗記しましょう!
自分が書いた文章と模範解答を見比べて
「あぁ!こう表現すればよかったのか!」
と思った便利な表現は、
次回から使えるように丸暗記!
(できるだけ多くの表現に触れてもらうために、
このブログでは、模範解答に加えて
「私ならこう書く」という私独自の模範解答も載せます)
そして、長文読解などの問題を解く際にも、
使える表現を盗んで「自分の引き出し」にストックしていきましょう。