今日は、②時を表す関係副詞whenを解説します。
②時を表す関係副詞when
例1
「日」どんな日かと言うと?「私はその時あなたに初めて会った」
をまとめて「私が初めてあなたに会った日」というふうに時を表現したい時、関係副詞whenを使います。
👇先行詞dayを指しているthenを関係副詞whenに変えます
👆関係副詞は、説明したい名詞と、説明の文章をつなぐ接着剤の働きをするので、接着剤がこんな後ろにいてはいけません。
説明したい名詞(day)と説明の文章(I first met you)の間に置いて出来上がりです。
では、実際に文章の中で使ってみましょう。
「あなたに初めて会った日をまだ覚えています」
ちなみに、関係副詞whenは先行詞なしでも使えます。
訳すときには「~する時」と訳せば大丈夫。
「それが私が初めて彼女に会った時だったのです」
→「その時、私は彼女に初めて会ったのです」
関係副詞when、分かってきましたか?
では、なぜwhenを関係副詞と呼ぶのかを説明します。
もとをたどれば、関係副詞whenは thenですよね?👇
thenと辞書で引いてみましょう
thenは【副詞】です。
そう、だから関係副詞という名前なんです。
例2
関係副詞whenのもう一つの例は、Taylor Swiftの歌から紹介します。
この歌は、ずっと好きな男の子がいて、でもその男の子にはイケイケの彼女がいる。でも2人はうまくいっていなくて、彼とは自分のほうがお似合いだからそれに気づいて欲しいという気持ちを歌った歌です。
www.youtube.com0:40から
♪ ①She's cheer captain
②And I'm on the bleachers, dreaming about the day when you wake up
and find that what you're looking for has been here the whole time ♪
*bleachers【名】観覧席
アメリカの高校によくある、こんなやつ↓
ひとつひとつ見てきましょう。
①
She's cheer captain.
「彼女はチアリーダーのキャプテン」
②-1
And I'm on the bleachers, dreaming about the day
ここ、分詞構文になっています。
分詞構文を作る3ステップ覚えてますか?
①接続詞を消す
②主語が主節の主語と同じなら消す
(=違うなら消さない)
③最初に出てきた動詞を~ingにする(beingは消す)
この3ステップを使ってスッキリした形になっていますが、もとの文章はきっとこんな感じでした。
And I'm and the bleachers, and I am dreaming about the day
①接続詞を消す
②主語が主節の主語と同じなら消す
(=違うなら消さない)
③最初に出てきた動詞を~ingにする
(Beingは消す)
「私は観覧席に座って、その日を夢見ている」
②-2
the day when you wake up and find that what you're looking for has been here the whole time
the day when you wake up and find
関係副詞whenが出てきました。when以下の下線部がthe dayを説明しています。
「あなたが目覚めて見つける日」
何を見つけるかというと that《 ~ 》部分を。
《that ~ 》の部分を詳しく見ていきます。
関係代名詞whatが出てきました。
先行詞がなくて「~すること、もの」と訳すんでした。
what you're looking forで「あなたが探しているもの」という意味です。
なので、「あなたが探しているものはずっとここにあるということ」と訳します。
②全体を訳すと
「私は観覧席に座って、あなたが求めているもの(私)はずっとここにいるってことを、あなたが目覚めて気づいてくれる日を夢見ている」
となります。
以上、Taylor Swiftの歌詞でした。
高校で習う英文法って、実は英文法の全てです。
これ以上新しい英文法はありません。
なので、高校で英文法をしっかり勉強しておけば、洋楽の歌詞も理解できるし、洋書も読めるはず、洋画のセリフだって理解できます!
そんな高校英文法も実は半分くらい勉強しました。
残り半分も頑張りましょう
例3
「私たちが地震を予知できるようになる日は、すぐに来るだろう」
the dayという先行詞をwhen we will be able to predict earthquakesが説明しています。
ただこの文章、主語が長すぎませんか?
そんな時は、例外的にwhen以下の説明の文章を後ろに持っていくこともできます。