関係詞には
1、関係代名詞 2、関係副詞
の2つがあります。
今日からは関係副詞を解説します。
復習ですが、関係詞とは、
"文章で"名詞を説明したい時に使う、接着剤のようなものでした。
説明したい名詞と、説明の文章の間に置いて接着剤の働きをします。
今日から習う関係副詞も同じです。
関係副詞は全部で4あります。
①場所を表すwhere
②時を表す when
③理由を表す why
④方法を表す how
そのうち今日は①のwhereを解説します
①場所を表す where
例1
「レストラン」どんなレストランかと言うと?「私はそこで初めて妻に会った」
をまとめて「私が初めて妻に会ったレストラン」というふうに場所を表現したい時、関係副詞whereを使います。
先行詞restaurantを指しているthereを関係副詞whereに変えます👇
👆さっき言ったように、関係副詞は、説明したい名詞と、説明の文章をつなぐ接着剤の働きをするので、接着剤がこんな後ろにいてはいけません。
説明したい名詞(resutaurant)と説明の文章(I first met my wife)の間に置いて出来上がりです。
では、実際に文章の中で使ってみましょう。
「ここが私が初めて妻に会ったレストランです」
ちなみに、関係副詞whereは先行詞なしでも使えます。
訳すときには「~する場所」と訳せば大丈夫。
「ここが私が初めて妻に会った場所です」
例2
「場所」どんな場所かと言うと?「私はそこで妻にプロポーズした」
をまとめて「私が妻にプロポーズした場所」というふうに場所を表現したい時、関係副詞whereを使います。
👇先行詞placeを指しているthereを関係副詞whereに変えます。
👆接着剤のwhereを、説明したい名詞(place)と説明の文章(I proposed to my wife)の間に置いて出来上がりです。
では、実際に文章で使ってみましょう。
「私が妻にプロポーズした場所は、私が彼女に初めて会ったレストランだった」
whereのダブル使い!笑
ちなみに、
place【名】場所
where・・・場所を表す関係副詞
場所場所しつこくないですか?
なので、先行詞がplaceの時は、whereを省略することができます。
関係副詞where、分かってきましたか?
では、関係副詞と以前習った関係代名詞が、どう違うかを説明します。
関係代名詞との違い
「私がずっと読みたかった本」
もとをたどれば、関係代名詞whichは itですよね?👇
itと辞書で引いてみましょう
itは【代名詞】です。
そう、だから関係代名詞という名前なんです。
一方、
「私が妻にポロポーズした場所」
もとをたどれば、関係副詞whereは thereですよね?👇
thereと辞書で引いてみましょう
thereは【副詞】です。
そう、だから関係副詞という名前なんです。
「場所」以外を先行詞にもできる
where・・・場所を表す関係副詞
とこれまで説明してきましたが、
「場所」以外の単語も先行詞にすることがあります。
例えば
case【名】場合、事例
例:In the case where a student believes that an error has been made in calculating a grade,the student should first consult with the instructor.
「成績の計算で間違いがあると生徒が思った場合、まず先生に相談しましょう」
situation【名】状況
例:Describe a situation where you achieved a challenging goal.
あなたがやりがいのある目標を達成した時の状況を説明しなさい。
場所ならwhere?
ここがテストに出ます!
次の( )に入る適切なものを①~④の中から選びなさい
1、I went to the restaurant ( ) just opened last week.
①which ②where ③who ④what
2、 I went to the restaurant ( ) they serve authentic Indian food.
①which ②where ③who ④what
3、I went to the restaurant ( ) you recommended.
①which ②where ③who ④what
4、I went to the restaurant ( ) my boyfriend works.
①which ②where ③who ④what
〖答え〗
1、① 2、② 3、① 4、②
〖解説〗
where・・・場所を表す関係副詞
とこれまで習いましたが、
場所ならなんでもwhereを使えばいいっていうものではありません!
大事なのは、
「先行詞が説明の文章の中でもともと何だったか」です。
1、I went to the restaurant which just opened last week.
関係代名詞のwhichが正解です。
「先週オープンしたばかりのレストランに行った」
whichはもともとは、
Itという代名詞でした。
なので関係代名詞のwhichを選びましょう。
ちなみにwhichが説明の文章の中で
主語の役割をしているので、
関係代名詞の主格です。
2、 I went to the restaurant where they serve authentic Indian food.
関係代名詞のwhereが正解です。
「本場のインド料理を提供するレストランに行った」
whereはもともとは、
thereという副詞でした。
なので関係副詞のwhereを選びましょう。
whereは説明の文章の中で
場所を表す副詞の役割をしています。
3、I went to the restaurant which you recommended.
関係代名詞のwhichが正解です。
「私はあなたがおすすめしてくれたレストランに行った」
whichはもともとは、Itという代名詞でした。
なので関係代名詞のwhichを選びましょう。
ちなみにwhichが説明の文章の中で
目的語の役割をしているので、
関係代名詞の目的格です。
4、I went to the restaurant where my boyfriend works.
関係代名詞のwhereが正解です。
「私は、彼氏が働いているレストランに行った」(重い女!笑)
whereはもともとは、
thereという副詞でした。
なので関係副詞のwhereを選びましょう。
whereは説明の文章の中で
場所を表す副詞の役割をしています。
このwhereとwhichの使い分け、試験や大学入試に狙われます!