しつこいですが、もう一度復習です。
関係詞とは、文章で名詞を説明したい時に使う接着剤でした。
今日紹介するのは、関係代名詞が”説明の文章”の中で、前置詞の目的語(前置詞の後に置かれている)である場合です。
詳しく見てみましょう。
*in a relationship with O 「Oと付き合っている、交際している」
「男の人」どんな男の人かと言うと?「私は彼と付き合っている」
をまとめて「私が付き合っている男性」と表現したい時、関係代名詞を使いますよね?
まず、先行詞the guyを指している him を関係代名詞whomに変えます。
himはwithという前置詞の目的語なので、関係代名詞の目的格whomにします。
さっき言ったように、
関係代名詞は、説明したい名詞と、説明の文章をつなぐ接着剤の働きをするので、
接着剤がこんな後ろにいてはいけません。
説明したい名詞(the guy)と
説明の文章(I'm in a relationship with)の間に置きましょう。
ただ、この時に注意です。
"with him"ってひとかたまりって感じしません?
なので、”with whom”になってもひとかたまりと考えて、
withも一緒に前に持っていきます。
これで「私が付き合っている男性」という意味です。
ただ、この前置詞と関係代名詞を一緒にまとめて前に持っていく方法、
とても文語的、固い感じがします。
こっち ↓ のほうが口語的というか、自然というか断然一般的です。
withとwhomを一緒に前に持っていかず、whomだけ持っていきます。
そして、目的格は省略するのが普通でした。
なのでwhomを省略します。
こっちの方が、自然だし、会話で使うのは断然こっちの方法です。
文章の中で使ってみましょう。
Who is that guy?「あの人誰?」と聞かれて
「彼は、私が付き合っている人よ」
それでは、もう一つ例を見ながら確認しましょう。
次は先行詞が人以外の時です。
「家」どんな家かと言うと?「私はその家(の中)で育った」
をまとめて「私が育った家」と表現したい時、関係代名詞を使います。
まず、先行詞the houseを指している it を関係代名詞whichに変えます。
it は in という前置詞の目的語です。
接着剤である関係代名詞whichを、説明したい名詞(the house)と説明の文章(I grew up in)の間に置きます。
ただ、この時に注意です。”in it”をひとかたまりと考えて、inも一緒に前に持っていきます。これでできあがり。
が。一つ目の例文と同じく、この方法よりもっと自然なのがあります。
それでは同じように見ていきましょう。
inとwhichを一緒に前に持っていかず、whichだけ持っていきます。
そして、目的格は省略するのが普通なので、whichを省略します。
こっちの方が、一般的です。
文章の中で使うとこんな感じ。
「両親が、私が育った家を売却した」