受動態もいよいよ終盤に入ってきました。
ここからは少ーしだけ難しいかもしれません。
例えば
Our school was built 100 years ago.
「私たちの学校は100年前に建てられました」
なんて簡単な受動態の文章が、入試の文法問題になることはほとんどありません。
どんな文章が問題になるかというと、これから紹介する、少し変わった受動態の文章です。しっかり勉強していきましょう。
さて、中学校の復習ですが、
英語という言語は主語(文章の頭)が長い、頭でっかちな文章を嫌うというのは覚えてますか?
↑の文章のように、主語が長い時は仮にItという主語を置いて、後ろにもともとの主語(to play tennis with him)を置くというの習いましたよね?
それをふまえて↓の文章を見てください。
「彼が105歳だということが言われています。」をそのまま英作すると
That he is 105 years old is said.になります。
この文章は×です。主語が長すぎ!!
ということで、そう、仮の主語 It を置きます。
この文章の中の Heを主語にして
「彼は、105歳であると言われています」
という受動態の文を作ることができます。
★注目はhe is 105 years oldのisがto beになることです。
何個か例文を見てみましょう。
「ストライキはすぐに終わるだろうと予想されます」
「多くの人々が洪水後、ホームレスになったと報告されています。」
次は、《that~》の中の文が過去形で、時制にズレがある時
「(過去に)囚人が壁を上って脱獄したと(現在)信じられている」
★注目は過去形のescapedがto have escapedになることです。