元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】「ought to/had better」を丁寧に解説!

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今日はought toとhad betterを解説します。

まずはought to から。

ought toはshouldに似ていますが、

会話では断然should を使います。

以下のような意味があります。

 

 ought to

義務・忠告

「~すべきだ」

・shouldよりもやや意味が強い。

・否定形はought not to。語順に注意!

 例:We ought to live within our means.

「私たちは収入に収まるの生活をすべきだ」

例:We ought not to live beyond our means.

「私たちは収入に収まらない生活をすべきでない」

→I don't think we ought to live beyond our means.のほうが普通とされる。

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推量・当然

例:He ought to succeed if everything goes all right.

「全てがうまくいけば、彼は成功するはずだ」

 

♪ought toが歌詞に登場する曲はこちら♪

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 次はhad betterです。

 had better

命令・提案・忠告

「~しなさい、~したほうがいい」

・youを主語にすると、強い表現で忠告・警告・脅迫のニュアンスになるので注意

 目上の人には使わない!

否定形はhad better not語順に注意!

・会話では 'd betterと省略されることが多い(you'd better, we'd betterなど)

 

例:You had better go to the teachers' room.

「職員室に行ったほうがいいですよ」→「行きなさい」

例:We'd better leave now.

「もう出発したほうがいいですね」

例:You'd better not go out today.

「今日は外出しないほうがいい」→「外出してはダメ」

 

 You had betterは、脅迫めいた響き

had betterはとても強い忠告の表現です。
例:You had better aplogize to her paretns.
「彼女のご両親に謝ったほうがいいぞ!(さもないと…)」
もうすこし穏やかに忠告したい場合は、Maybeを文頭に付けたり、省略形にしてyou'd betterとするのがネイティブっぽい方法です!
→Maybe you'd better apologize to her parents.

ちなみに、主語が I や weの場合は、話者自身を含めているので、had betterで問題ありません。
例:We had better start working on the project.
「プロジェクトに取り掛かり始めたほうがいいね。」
例:I had better get going.
「そろそろおいとましないと」