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ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】「現在進行形」を丁寧に解説!

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今日は現在進行形を勉強します

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be動詞+ ~ing

現在起こっていること、継続中の動作を表します。

 

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例:Andrew is walking the dog.
「アンドリューは犬の散歩中です」

 

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例:Sophia is playing the piano.
「ソフィアはピアノを弾いています」

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 ~ingから伝わるイメージは
躍動感、臨場感、動いてる感じ
です。

 例えば、今私はこのブログを書いているので

 I'm writing writing my blog right now.

 「私は今ブログを書いています」

「typing crazy」の画像検索結果

と言うことができます。カタカタとパソコンに向かって文字を打っている躍動感を感じてください!笑

 

現在時制と区別がつかない人は以下の例文をみて感覚をつかんでください。

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現在進行形と現在形の違い

《現在進行形》
The water is boiling. Can you turn it off?
「水が沸騰している。消してきてくれない?」
↑ブクブク沸騰している躍動感、伝わってますか?

《現在時制》
The water boils at 100 degrees Celsius.
「水は摂氏100度で沸騰する」

 

《現在進行形》
Oh no! It's raining.
「あーあ!降ってるよ」
↑ザ―っと雨が降る躍動感、感じてますか?(←しつこい笑)

《現在時制》
It rains a lot here in summer.
「ここは夏に雨がたくさん降る」

  

《現在進行形》
Listen to those people. What language are they speaking?
「あの人たちの言うこと聞いてみて。何語を話しているの?」

《現在時制》
Excude me, do you speak English?
「すいません。英語話せますか?」

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以下のような場合、現在進行形を用います。

現在進行中の動作・出来事

例:Hurry up!  Everybody is waiting for you!   I'm coming.
  「急いで!みんな君を待っているよ!」「今行きます」

 

変化の途中(現在)

 例:I'm losing some weight lately! 
「最近体重が減ってきたの!」
(ひとつ前の✔の例と違って、今現在「体重が減る」という動作をしているのではなく、痩せるという変化の途中を表している)

例:She is becoming popular.
「彼女は人気になってきている」

 

現在の反復的動作(いつも~している)

※「いつも~してばかり」という非難や批判の感情を表すことがある

例:She's always speaking ill of somebody.
「彼女はいつも誰かの悪口を言っている」
*speak ill of O【動】Oの悪口を言う
(ひとつめの✔の例と違って、今現在「悪口を言う」という動作をしているのではなく、しょっちゅう悪口を言っているという意味)

 

例:She is always flirting at parties.
「彼女はいつもパーティーでいちゃいちゃしている」
*flirt【動】いちゃいちゃする

  

確定的な未来・予定

例:Is he coming today?  Yes, he is coming at three.
「彼は来るの?」「はい、3時に来ます」

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f:id:chachachambo:20170411214237p:plain進行形にしない動詞f:id:chachachambo:20170411214237p:plain

動詞には状態動詞と動作動詞があります。
状態動詞は通常、進行形にはできません
そんな、進行形にできない状態動詞、詳しく見ていきましょう。

 

状態・構成を表す動詞

own【動】所有している
 〇 He owns a house in New York.
    「彼はニューヨークに家を所有している」
 × He is owning a house in New York.

have【動】持っている
 〇 I have a sister and two brothers.
    × I'm having a sister and two brothers.

exsist【動】存在する

belong to【動】に所属している

resemble【動】に似ている

consist of【動】~から成る

be【動】~である

↑参考書にはbe動詞は進行形にしない動詞として紹介されてますが、
 no! no!進行形にしますよーーー!

〇 He's selfish.  
「彼はわがままだ」

〇 He's being selfish
という風に進行形にもできます!

ニュアンスは「普段はそうではないのに、今だけそんな風にふるまっている」という感じです。actingやbehavingと同じ意味ですね。なので、この文章は、「普段と違って、彼はわがままにふるまっている」という意味です。

心の動きを表す動詞

like【動】好きだ
   〇 I like baseball.
    × I'm liking baseball.

hate【動】大嫌いだ
 〇 I hate you.
 × I'm hating you.

love【動】愛している
 〇 I love you.
 × I'm loving you.

want【動】欲しい

need【動】必要とする

prefer【動】より好む

believe【動】信じる

know【動】知っている

understand【動】理解する
 〇 Do you understand?
 × Are you understanding?

 

え、じゃあマックの"I'm loving it"はどうなるの?と思った人。鋭い!
はい、確かにloveが進行形になることがあります。(さっそく言ってることが違う!笑)
例:My parents are visiting and my kids are loving every minute of it.
「両親が来てて、子供たちは大興奮で楽しんでるわ」

ここのloveは祖父母との時間を「愛している」という意味もありますが、それよりもおじいちゃんおばあちゃんと楽しい時間を過ごしている、ゲームで遊んだり、ケタケタ笑ったりという躍動感のあるイメージとして使われているので、進行形でOKなのです。
だからマックのI'm loving itも、もりもりとハンバーガーをおいしく食べているという躍動感のあるイメージで使われることで、CM効果を狙っているというわけです。

 

 知覚を表す動詞

see【動】見える
 〇 Do you see the man over there?
 × Are you seeing the man over there?

hear【動】聞こえる
 〇 Do you hear me?
    ×  Are you hearing me?

smell【動】においがする

taste【動】味がする
 tasteには「味見をする」という意味もあり、そちらは進行形にできますよ。
 〇 I'm tasting the wine. 「ワインを味見中」

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