高校に入って最初の文法の授業はきっとこれです。
第一章 文の構成
ここでは「品詞」を勉強します。
新学期早々、つまらなそうな内容ですが、
「名詞」「形容詞」「動詞」・・・と品詞の名称を勉強する理由は、
「文法を勉強するときに必要だから」
品詞の名称が分からないからといって英語が話せないというわけではないし、
センター試験に
「問、次の単語の品詞名を①~④の中から選びマークしなさい」
なんて問題は出るわけないので、これから説明する10個の品詞名を丸暗記なんてしなくていいですよー!笑
でも、これから文法を勉強するのには必要な知識だから、しっかり理解していきましょう!
単語は10の「品詞」に分類できます。
「品詞」というと堅苦しいですが、
要は単語の「名前」みたいなものです。
その名詞が何者なのかを説明するための名前です。
そう、辞書をひくと、単語の横に必ず書いてあるのが「品詞」です。
(↓画像ではオレンジで〇がしてあります)
中学校で習ったものばかりだと思いますが、ひとつひとつ紹介していきましょう!
1、名詞
:人・物の名前
例:pen, dogs, Kevin など
2、代名詞
:名詞の代わりに使われる
(英語は繰り返しを嫌う言葉なので、何度も名詞を使わず代名詞に置き換える)
例:it, them, him など
3、形容詞
:名詞の性質・状態・数量などを修飾(説明)する
例:easy, beautiful, happy, manyなど
4、副詞
:形容詞・動詞・文など、つまり名詞以外を修飾(説明)し、様子、程度、場所などを表す
例:easily, beautifully, happily, sometimes, here, neverなど
※名詞を修飾するのが形容詞、名詞以外を修飾するのが副詞
5、動詞
:動作・状態を表す
■動作動詞…kick, eat, watchなど
⇒進行形にできる ○I am eating cookies.
■状態動詞…know, belong, seeなど
⇒進行形にできない ×I am knowing Tom.
6、助動詞
:動詞の前に置かれて、「できる」「でしょう」「かもしれない」など 話し手の判断や気持ちを付け加える
例:can, will, mayなど
⇒助動詞はある場合は動詞は必ず原形
○He can drive. ×He can drives.
7、前置詞
:名詞や代名詞の前に置かれ、≪前置詞+名詞(or代名詞)≫のひとまとまりで、時や場所、状態を表す
例:in, on, at, from, to, for, withなど
8、接続詞
:語と語、文と文などを結びつける
例:and, or, when, because, thatなど
9、冠詞
:名詞の前に置いて、名詞が特定のものか、不特定のものかを区別する
不特定の名詞の前では a/an
特定の名詞の前ではthe
10、間投詞
:驚き・喜びなどの話し手の感情や呼びかけなどを表す
例:oh, ah, well, wow, ouchなど
以上です。
■確認ミニテスト■
次の各語の品詞名を答えなさい。
①His sister went to London last week.
②Wash your hands before you eat your sandwiches.
③That house on the corner is very old.
■Answer■
☆last 「この前の」という単語は「この前の週」という風に「週」という名詞を修飾(説明)しているので、 形容詞。
☆before「前に」という単語は "Wash your hands"の文と"you eat your sandwiches"という文を結びつけているので接続詞 。
ちなみにbeforeは接続詞としだけでなく、前置詞としても使われる。
☆veryは「とても古い」という風に 「古い」という形容詞を修飾(説明)しているので、副詞になります。
以上、品詞の説明でした!