元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【超おすすめの洋書】映画「ワンダー 君は太陽」原作小説のあらすじ&感想

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原作は、2012年に発売され、500万部を超えるベストセラーになっています。

私も、2012年オーストラリアの本屋さんでたまたま手に取り、それ以来何度も読み返した大好きな小説です。

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素晴らしい小説なので、もちろん日本語にも翻訳されています。
カスタマーレビューもとっても良いみたいですね。


アメリカ人の友人曰く、小学生の夏休みの読書課題になったりもするそう

ゴールデンウィークにアメリカに行ったのですが、その時機内で映画を見ました。

 映画もとても良いです!息子を抱えたまま暗い機内でじゅるじゅる鼻水をたらして泣きました。

ですが、やはり300ページある内容を2時間にまとめるのは無理で、映画では描き切れていないシーンもたくさんあるので、原作を読むことをおすすめします。

教員時代、生徒にも読ませましたが、TOEIC600点あればスラスラ読めるようです。
登場人物は子どもが多く、その登場人物が一人称で語るので単語も文構造も難しくありません

 

あらすじ

遺伝子疾患により顔に重度の障害を持って生まれた少年August、10歳。

優しい母、面白い父、いつも自分を守ってくれる姉、愛犬のDaisyとニューヨークに暮らし、これまで27回も手術を受けていたこともあり、一度も学校に通ったことがありません。

Augustは、とても賢くて冷静でユーモアもある普通の男の子、顔を除いては。

そんな彼が初めて学校に行き始めるところから物語はスタートします。周りの子どもたちからは奇異な目で見られ、いじめにも遭いますが、色んな困難を乗り越え、先生や親友と信頼関係を築き成長していきます。

 感想

この物語が面白いのは、Augustが物語の語り手かと思えば、章ごとに次々と語り手が変わるところです。姉のVia、姉の親友Miranda、Augustの友だちJackやSummerなど、それぞれの視点で語っていくので、同じ出来事を描いていても、Augustから語られる話とはもちろん違うわけです。
Augustの気持ちだけでなく、「特別な彼」を取り巻く人たちの、複雑で、でも正直な気持ちが描かれ、より物語に引き込まれていきます。

障害を持つAugustの成長の話ではあるけれど、それだけではなく、彼の家族の思いや、彼と関わる人たちの戸惑いがそれぞれの登場人物の視点で描かれているので、とても共感できるし心が揺さぶられます。子を持つ親なら「わが子がAugustだったらどうするだろう?」、子どもなら「自分がAugustだったら?」「学校にAugustがいたら?」と登場人物の立場に立って想像し、共感できる物語です。だから大人も子どもも感動できるベストセラーになったのだと思います。

 

私は原作を読んで2回号泣したのですが、1回目は姉のViaが弟について語る場面。

Viaは、弟をからかう子どもがいれば怒鳴って追い払ったり、常に“特別な”弟を守っています。そんな強くて物分かりの良い姉だから、いつもAugustにかかりっきりの両親に対して甘えたり、親友Mirandaとうまくいっていないことも相談できません。

そんなViaが大好きなのは母方のおばあちゃん。おばあちゃんのところに泊まりに行く時だけ、「特別な弟」を守らなくてもいい「普通の」女の子になれ、おばあちゃんには甘えられるのです。そして、おばあちゃんがViaに優しく打ち明けます「秘密だけど、おばあちゃんの一番大好きな孫はあなたよ」。この瞬間私はViaの気持ちやおばあちゃんの気持ちを想像して泣きました。

本当におすすめの小説です。
ぜひぜひ読んでください!

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 ところで、映画版でAugustを演じた子役のJacob Tremblay君、特殊メイクだったから分からなかったけど、映画「ルーム」のあの子役だったんですね!! 

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「ルーム」も先日大好きなAmazon primeで見ましたが、彼の演技も作品自体も凄すぎて見た後は1週間くらいこの映画のことしか考えられなかったくらい!
息子を持つ母親として、見ていて胸がつまりそうで、Jacob君がおっぱいを飲みたがるシーンは言葉にできない感情で胸がいっぱいでした。
映画「ルーム」もおすすめです。