大好きな映画Toy Story3。
公開初日、仕事終わりにタクシーに飛び乗り、映画館に見に行きました。
一人で!笑
普通映画って1,2,3と続編が続くたびに面白くなくなるけど、Toy Storyは別!
そんなToy Story3に出てきた仮定法の表現を紹介します。
0:42 から始まる会話を聞いてみてください。
KEN:Hi. I’m Ken.
BARBIE:Barbie. Have we ever me--...?
KEN:Huh-uh...! I would’ve remembered!
〖解説〗
バービーのセリフ"Have we ever me--...?"="Have we ever met?"(最後のmetのところでKenがかぶせて喋るので、tが消えていますが)この表現、会話でもよく使います。
初対面だけど、見覚えがある人に「どこかでお会いしましたっけ?」と言ったり、
知らない人がじろじろ見てきたりしたら嫌味で「私たち知り合いでしたっけ?」という意味で使ったりします。
ケンの"I woud've remembered"が仮定法だと気づきましたか?
バービーに「私たち会ったことあるかしら?」と聞かれて、
「もしも会ったことがあるのならば、君を覚えているはずだよ」
(君みたいな可愛い人、会ったことがあるなら忘れるわけないよ)
というセリフです。
"(If we had met before), I would've remembered"と言った感じです。
〖日本語訳〗
KEN:やぁ、ケンだよ。
BARBIE:バービーよ。私たちどこかで会った?
KEN:いや、(もしも会ったことがあるのなら)覚えているはずさ。
仮定法と言えば、"If"から始まると思いがちですが、そんなことはありません。
会話ではこんな感じでifなしで使うことが多々あります。
参考までにこの動画のシーンのセリフを載せておきます。
リスニングやシャドーイングの練習に使ってみてください。
JESSIE:Yeee-hawww..!!!
MRS. POTATO HEAD:It’s a miracle!
MR. POTATO HEAD:And you wanted us to stay at Andy’s!
WOODY:Because we’re Andy’s toys!
LOTSO:So you got donated by this “Andy”, huh? Well, it’s his loss, Sheriff. He can’t hurt you no more.
WOODY:Whoa, whoa, whoa, whoa...
LOTSO:Now let’s get you all settled in. Ken?!
Where is that boy? Ken?! New toys!
KEN:Far out! Down in a jiff, Lotso!
KEN:So. Who’s ready for Ken’s Dream Tour?
LOTSO:Let’s show our new friends where they’ll be stayin’!
KEN:Folks, if you wanna step right this--
KEN :Hi.I’m Ken.
BARBIE:Barbie. Have we ever me--...?
KEN:Huh-uh...! I would’ve remembered!
Love your leg warmers.
BARBIE:Nice ascot.
LOTSO:Okay! Recess don’t last forever!
KEN:Right on, Lotso! This way everyone!
LOTSO:You got a lot to look forward to, folks. The little ones love new toys!
BUZZ:What a nice bear!
REX:And he smells like strawberries!
WOODY:Argh
KEN:Folks, if I can share, here at Sunnyside, we’ve got, well, just about anything a toy could ask for.
LOTSO:Think you’re gettin’ old? Well, stop your worryin’.
KEN:Our repair spa will keep you stuffed, puffed, and lightly buffed!
KEN :And this, well, this is where I live - Ken's dream house. It has a disco, it’s got a dune buggy...And a whole room just for trying on clothes.
BARBIE:You have everything!!!
KEN:Everything except someone to share it with.
〖解説〗
・want O to+動詞の原形「Oに~してほしい」
(この記事で紹介しています)
And you wanted us to stay at Andy’s!
「お前は俺たちにアンディの家にいて欲しがったよな?」
(Mr.Potato headの嫌味なセリフです)
ちなみに「人の名前's」で「〇〇の家」という意味です。会話でめちゃめちゃ使います。
・get+過去分詞「~される」という受動態の表現
(この記事で紹介しています)
So you got donated by this “Andy”, huh?
「つまり、その”アンディ”って子に寄付されたわけだな?」
・Whoa, whoa, whoa, whoa...
「ちょいちょいちょい」「ちょっと待って」
相手の発言を遮る、止める時に会話でよく使う表現です。
・You got a lot to look forward to, folks.
look forward to A「Aを楽しみにする」という動詞の前にtoが付いて、
to+動詞の原形《形容詞的用法》になっています。
目の前のa lot「たくさん」という名詞を説明しています。
直訳:君たちは、楽しみにするためのたくさんのことを持っている
訳 :楽しみなことがたくさんるぞ
ちなみに、folksは複数の親しい人たちに呼びかける時の表現です。
・ anything a toy could ask for.
関係代名詞that/whichが省略されていますが、
a toy could ask forという文章で目の前のanythingという名詞を説明しています。
「おもちゃが望む何でも」という意味です。
we’ve got, well, just about anything a toy could ask for.
「おもちゃが望むものは何でもあるんだ」
・someone to share it with.
to+動詞の原形《形容詞的用法》であるto share it with が目の前のsomeoneいう名詞を説明しています。「それをシェアするための誰か」という意味です。"it"は前述のeverythingを指しています。
バービーが、You have everything!!!「何でも持ってるのね」と言ったのに対し
ケンが、Everything except someone to share it with.「それを分け合うための誰か以外何でも持ってるよ」=「でもそれを分け合う相手がいないんだ」と言っています。
ちなみに、LOTSOのセリフで、gettin'、worryin'、stayin'とありますが、getting、worrying、stayingのことです。
gを省略することで、LOTSOの親しみやすい優しい、田舎出身のおじいちゃんキャラを演出する効果があります。(本当は悪い奴だけど)