元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】「倒置」を丁寧に解説!

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通常、英語の文章は、

SV(第1文型)

SVC(第2文型)

SVO(第3文型)

SVOO(第4文型)

SVOC(第5文型)

のどれかの並べ方でできています。

しかし、
ある特定の語(句)を文頭に無理矢理文章の最初に置くと、
語順が疑問文の語順(VS)に変わります。

それを倒置と呼びます。

 補語を文頭に置いた倒置

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「忘れる人は幸せである」

主語が長い時に、補語を文頭に持ってきて、倒置になることがあります。

会話ではあんまり使わないかな。

 この文章に出てきたthose whoについてはここで詳しく解説しています。

 

否定語を文頭に置いた倒置

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「こんなに怒ったことはない」

「一度もない」と言う意味の否定語neverを強調するために文頭に置きました。

よって倒置が起きます。

 

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「自分がブログを始めるなんて夢にも思わなかった」 

 

場所・方向を表す副詞(句)を文頭に置いた倒置

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「ほら、ステイシーが来たよ」

※主語がStacyではなく、代名詞のsheだった場合

×Here comes she.は間違いです。正しくは、

〇Here she comes. です。

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二つ目の例文は過去に紹介したpep talkからです。

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当時は解説しませんでしたが、この文章、実は倒置でした。

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「成功した女性の背後には、必ず彼女を怒らせた誰かがいる」

 so, neither, norで始まる倒置

 

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A「君、素敵だよ」 B「ありがとう。あなたも」

*stunning【形】とても素敵な (会話でよく使います)

前に述べられた内容に関して
「~もそうだ」
と他の人/物についても同様のことを言いたい時、

So V+Sで表します。

この表現は会話でもよく使います。

注意すべきは、
前述の文章の動詞。

↑の例文ではlookという一般動詞なので、So do you.となっています。

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A「君昨夜、べろんべろんに酔ってたね」
B「お前もね」

*wasted【形】酔っぱらった、ハイになった

前述の文章の動詞がwereというbe動詞の過去なので、
So were you.
となっています。

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A「全然勉強してない」
B「私も(してない)よ」
↑という試験前のだまし合い!笑

前述の否定の内容を受けて
「~もそうではない」
と言う場合は、
Neither V+S
またはNor V+Sで表します。

ちなみにneitherの発音は、
(カタカナで発音を表すのは大嫌いですが仕方ない…)
「ニーザー」でも「ナイザー」でもOK。

前述の文章の動詞が、
didn't studyという一般動詞の過去なので、
Neither did I.となっています。

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A「全然分からない」
B「私も」

前述の文章の動詞が、
haveという一般動詞なので、
Nor do I.となっています。

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A「海外に行ったことがないの」
B「私も」

前述の文章の動詞が、
have never beenという現在完了なので、
Neither have I.となっています。