元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

so 形/副 that S' V'

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前回の英作文でチラっと出てきた

so 形/副 that S' V'

「とても 形/副だからS' がV'」

という構文。

本当によく使うので改めて紹介したいと思います。

 

例:I feel so frustrated that I cry sometimes.

「イライラし過ぎて時々涙が出る」

thatは省略できます。

=I feel so frustrated I cry sometimes.

 

例:I'm so hungry that I could eat a horse.

「お腹が空きすぎて馬でも食べられる」

↑この表現、すごいお腹が減った時の決まり文句です。

I could eat a horseの文が過去形になっているのは、仮定法だからです。

「現実に馬なんて食べないけど」という風に現実にはありえないことを想像しているので仮定法です。(日本人は馬食べるけどね)

 

例:I'm so angry that I can't sleep.

「私はとても怒っているので眠れない」

→「ムカつきすぎて眠れない!」

thatの後ろに「~できない」と続くこの文章は、よく試験で書き換え問題に出ます。

=I'm too angry to sleep.

too 形/副 to+動詞の原形

「~するには形/副 すぎる」=「形/副すぎて~できない」

ここで解説しました)

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ここからはso 形/副 that S' V'を使ったpep talkを紹介します。

 

When one door of happiness closes, another opens;

but often we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us.
by Helen Keller

〖解説〗

we look so long at the closed door that we do not see the one which has been opened for us

「私たちはその閉まったドアをとても長い間見ているので、私たちのために開かれたドアを見ない」

which has been opened for usが目の前のone(=door)を説明しています。

〖日本語訳〗

 ひとつの幸せのドアが閉じる時、もうひとつのドアが開く。しかし、よく私たちは閉じたドアばかりに目を奪われ、開いたドアに気付かない。

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I have never met a man so ignorant that I couldn't learn something from him.

by Galileo Galilei

〖解説〗

普通、形容詞は名詞の前に置きますよね?

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今回は形容詞so ignorantは、後ろにthat…も伴って長くなってしまっているので、全部まとめて名詞(a man)の後ろに置きました。

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直訳すると「私は今まで、愚かすぎて何も学ぶことができなかった人に出会ったことがない」

〖日本語訳〗

私は、何も学ぶべきものがないほど愚かな人に会ったことはない。