Just so you know
という表現はよく会話で使います。
「念のために知らせておくと」
「一言言っておくと」
「別にたいしたことじゃないけど」
「ちなみに」
という感じの意味です。
文法的に見てみます。
Just so you knowは、もともと
Just so that you knowでした。
so that S'V'で「S'がV'するために」という意味。
よくthatを省略します。
例:I raised my hand and waved so (that) he could see me.
「彼に見えるように私は手を挙げて振った」
なので、so (that) you knowで
「あなたが知るために」
→「念のために知らせておくと」
という意味になります。
私のイメージでは、たいしたことない情報を念のため付け加える時に使う感じです。
以前紹介したfor the record☝と似たような意味ですが、
"(just) for the record"は
「言っておくけど」と強い感じがします
文脈によっては「言わせてもらうけど」っていう感じがすることも。
一方"just so you know"は
「念のためにお知らせすると」という低姿勢な感じで、
フォーマルな場面でも使えます。
それでは、ドラマから例を抜粋します。
彼氏(Berger)に付箋(post-it)で別れを告げられたCarrieが、彼の友だち(Billy)に遭遇してしまい、事実ではないBergerの悪口を言ってしまうシーンです。
Carrie: I don’t even know why I said that. I’m hurt. Okay?
「なんであんなこと言っちゃったんだろう。傷ついたのよ、分かるでしょ?」
Billy: Sure. Breakups are tough.
「分かるよ。別れはつらいよね」
Carrie: Yes. Under normal circumstances they are tough. And this case, tougher.
「えぇ、普通の状況でも別れはつらいけど、私の場合はもっとつらいわ」
Look, I don’t wanna drag you into this but. Berger broke up with me on a post-it.
「あなたを巻き込むつもりはないけど、私、Bergerに付箋で別れを告げられたのよ」
Yeah, I know as Berger’s friend you can’t have a normal reaction but just so you know, the normal reaction has been..《しかめ面》
「あなたはBergerの友だちだから普通のリアクションができないだろうけど、ちなみに普通のリアクションはこんな感じよ《しかめ面》」
映画「塔の上のラプンツェル」(英語でTangled)にも出て来ました。
Just for twenty-four hours and then you can chase each other to your heart’s content, okay?
「24時間だけでいいの。その後は気が済むまでお互いに追いかけっこすればいいわ。いい?」
And it’s also my birthday. Just so you know.
「あとね、ちなみに今日は私の誕生日なの。一応言っておくね」