元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【同志社大学の過去問】英作文の模範解答&丁寧解説!

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問題2f:id:chachachambo:20171130155655j:plain

そもそも僕がロンドンにやって来た理由の一つは、自分のことをもっとよく知りたいと思ったからなんだ。オペラの研究もきっと自己発見につながるさ。

 

 考え方

●1つ目の文

まずはSVを考えます

・S=「僕がロンドンにやって来た理由の一つ」

・V=be動詞の過去形was

この文章はSVC(S=Cの関係が成り立つ)の文章です。

・C=「自分のことをもっとよく知ること」

これで文章の構造はできあがり!

「思ったからなんだ」の部分は無視しましょう。

「僕がロンドンにやって来た理由の一つ」=「自分のことをもっとよく知ること」という構造でバッチリ。

 

●2つ目の文

まずはSVを考えます

・S=「オペラを研究すること」。「~すること」なので、動名詞を使えばOK。

・V=「自己発見につながる」の部分にしましょう。「つながる」だからconnectと直訳せずに、「助ける」にしてはどうでしょう?

 ・「自己発見」と聞くと堅苦しいですが、「自分自身を発見すること」という意味です。「自己発見につながる」は要は、「私が自分自身を発見するのを助ける」なので、"help O 動詞の原形 "を使って、help me discover myselfでOK。

 

〖私が受験生ならこう書きます〗

Originally, one of the reasons why I came to London was to get to know better about myself.

Studying opera will also help me discover myself.

 

〖模範解答〗

One of the reasons why I came to London was to learn more about myself. I think studying opera will help me discover myslef.

 

ふりかえり

2つの模範解答、あまり大差がありませんでしたねー

私は「そもそも」の部分を真面目に訳して"Originally,"としましたが、模範解答にはありませんでした。なくても大丈夫ってことですね。

「~する理由」は関係副詞whyを使えば表現できます。

「自分のことをもっとよく知る」の部分を私は"get to know more about myself"としました。(get toの使い方は以前紹介しました)

「つながるはずさ」の「はずさ」を模範解答では"I think"で表していますね。

 「オペラの研究も」の「も」を私は"also"で表しましたが、模範解答にはありませんでした。バカ真面目に全部訳さなくてもいいってことでしょう。