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TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】「関係代名詞の基本」を丁寧に解説!

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今日から関係詞に入ります。

関係詞、めちゃくちゃ大事です。

英語を話していて、関係詞を使わない日は絶対ないってくらい大事です。

なので、気合いを入れて勉強しましょう。

 

まず、関係詞には

1、関係代名詞

2、関係副詞

の2つがあります。

まずは関係代名詞から解説します。

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 名詞を修飾(説明)するもの。

これまで何個か習いました。

 

①形容詞

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②to+動詞の原形

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③分詞

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では

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のように"文章で"名詞を説明したい時はどうすればいいでしょう?

 そこで使えるのが関係代名詞です

こんな感じで使います。

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太字のwhoとwhichが関係代名詞と呼ばれるものです。

説明したい名詞と、説明の文章をつなぐ接着剤の働きをします。

説明したい名詞が人の時(↑例:friend)はwho

人以外の時(↑例:book)はwhichを使います。

人の時でも人以外の時でも使える便利なthatという関係代名詞もあります。

ちなみに説明したい名詞(↑例:friend, book)のことを先行詞と呼びます。

 関係代名詞には、主格、目的格、所有格と呼ばれるものがあります。

それでは詳しく見ていきましょう。

主格

先行詞が人の時

さっきと同じ文章です。

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「友達」どんな友達かと言うと?「彼女は最近離婚を経験した」

をまとめて「最近離婚を経験した友達」と表現したい時、関係代名詞を使います。

 

👇先行詞friendを指しているSheを関係代名詞whoに変えます。

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whoは説明の文章(who recently went through a divorce)の中で主語の役割をしているので、このwhoを関係代名詞の主格と呼びます。

(「whoはもともと、主語だったSheなんだから主格だ」と考えてもいいですよ)

 

実際に文章で使ってみましょう。

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「最近離婚を経験した友達がいます」

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先行詞が人以外の時

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「会社」どんな会社かと言うと?「その会社は家具を作る」

をまとめて「家具を作る会社」と表現したい時、関係代名詞を使います。

 

👇先行詞companyを指している It を関係代名詞whichに変えます。

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whichは説明の文章(which makes furniture)の中で主語の役割をしているので

このwhichを関係代名詞の主格と呼びます。

(「whichはもともと、主語だった It なんだから主格だ」と考えてもいいですよ)

 

実際に文章で使ってみましょう。

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「父は家具を作る会社に勤めています」

 

 先行詞が人でも人以外でも使える便利なthatを使ってももちろんOK

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目的格

先行詞が人以外の時

さっきと同じ文章です。

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「本」どんな本かと言うと?「私がずっとそれを読みたかった」

をまとめて「私がずっと読みたかった本」と表現したい時、関係代名詞を使います。

 

👇先行詞bookを指している it を関係代名詞whichに変えます。

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👆さっき言ったように、関係代名詞は、説明したい名詞と、説明の文章をつなぐ接着剤の働きをするので、接着剤がこんな後ろにいてはいけません。

説明したい名詞(book)と説明の文章(I have always wanted to read)の間に置きましょう。

whichは説明の文章(which I have always wanted to read)の中で目的語の役割をしているのでこのwhichを関係代名詞の目的格と呼びます。

(whichは、もともと目的語だった it なんだから目的格だと考えてもいいですよ)

 

そして、関係代名詞の目的格は省略できます。

というか会話ではほぼ省略します。

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実際に文章で使ってみましょう。

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「ずっと読みたかった本をついに買った」 f:id:chachachambo:20171002213521j:plain

先行詞が人の時

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「人たち」どんな人たちかと言うと?「私は彼らに昨日会った」

をまとめて「私が昨日会った人たち」と表現したい時、関係代名詞を使います。

 

👇先行詞the peopleを指している them を関係代名詞*whomに変えます。

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👆さっきで言ったように、関係代名詞は、説明したい名詞と、説明の文章をつなぐ接着剤の働きをするので、接着剤がこんな後ろにいてはいけません。

説明したい名詞(the people)と説明の文章(I met last night)の間に置きましょう。

whomは説明の文章(whom I met last night)の中で目的語の役割をしているので

このwhomを関係代名詞の目的格と呼びます。

(「whomはもともと、目的語だった them なんだから目的格だ」と考えてもいいですよ)

 *「先行詞が人で、目的格の時はwhomという関係代名詞を使う」と参考書等に書いてあると思いますが、会話では実際whoを使います。海外ドラマでも、whoとwhomを使い分ける几帳面な人をからかうシーンがあったくらいです。)

 

そして、目的格の関係代名詞は省略できます。

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実際に文章で使ってみましょう。

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「私が昨夜会った人たちはとても親切だった」

 

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 所有格

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「友達」どんな友達かと言うと「彼女のお兄さんはプロ野球選手」

をまとめて「お兄さんがプロ野球選手の友達」と表現したい時、関係代名詞を使います。

 

👇先行詞a friendを指している Her を関係代名詞whoseに変えます。

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👆whoseはもともとHerでした。Herは「彼女の」という所有を表す所有格なので、

このwhoseを関係代名詞の所有格と呼びます。

whoseは先行詞が人の時でも、人以外の時でも使えますが、海外の英文法の本には「主に人に使う」と書いてあります。

 

実際に文章で使ってみましょう。

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「私は、お兄さんがプロ野球選手の友達がいます」

 

以上が関係代名詞です。

表でまとめてみるとこうなります。

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しつこいけど、関係代名詞、めちゃめちゃ使えるので絶対しっかり勉強してください!

 

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