復習ですが、
分詞とは、現在分詞(~ing)と過去分詞(~ed)の2種類があり
現在分詞が「~している」、過去分詞が「~される」というニュアンスでした。
今日勉強するのは「付帯状況」というものです。
with 名詞+現在分詞
「名詞が~している状態で」
with 名詞 +過去分詞
「名詞が~される状態で」
という風に表します。
詳しく見ていきましょう。
with 名詞+現在分詞
「名詞が~している状態で」
「私はエンジンが動いている状態で車を去った」
→「私はエンジンをかけたままで車を去った」
※エンジンは動かれるのではなく動いているので現在分詞
「彼女は目が輝いた状態で私の手を握った」
→「彼女は目を輝かせて私の手を握った」
※目は輝かれるのではなく輝いているので現在分詞
with 名詞 +過去分詞
「名詞が~される状態で」
「彼は目が閉じられた状態で座っていた」
→「彼は目を閉じて座っていた」
※目は何かを閉じているのではなく閉じられるので過去分詞
「彼女は目が涙でいっぱいにされた状態で私のところにやってきた」
→「彼女は目に涙をためて私のところにやってきた」
※目は何かをいっぱいにしているのでなく、涙でいっぱいにされているので過去分詞
「彼女はいつも足が組まれた状態で座る」
→「彼女はいつも足を組んで座る」
※足は何かを組んでいるのではなく組まれているので過去分詞
「私は指を組んだ状態で待った」
この文章、どういう意味でしょう?
人差し指と中指をクロスさせることで、十字架を作って
「幸運を祈る」という意味を表します。
なのでこの文は「うまくいくように祈りながら待った」という意味です。
ちなみにLineのスタンプにもありますよ。
"I'll keep my fingers crossed for you"
V O C
この分詞の使い方、分詞②で習いました。O=Cの関係が成り立つ文です。
「私はあなたのために指をクロスした状態をキープします」
→「あなたのために祈ってるね」「うまくいくといいね」
という意味です。
"Keep your fingers crossed for me"
「うまくいくように祈ってて」
とお願いすることもできます。
以上が付帯状況を表す《with 名詞+分詞》でした。
ちなみに、付帯状況は、
分詞の代わりに形容詞、副詞、前置詞句が使われることもあります。
with 名詞+形容詞
「口をいっぱいにして話してはいけません」
with 名詞+副詞
「エアコンをつけたまま寝よう」
with 名詞+前置詞句
「彼は手をポケットに入れて歩いた」
「彼らは手をつないで歩いた」