元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

【高校英文法をやり直したい人必見】分詞①「分詞の基本」を丁寧に解説!

スポンサーリンク

 今日から分詞を勉強します。

 分詞とは、現在分詞(~ing)と過去分詞(~edなど)の2種類があり
動詞が変化して形容詞の機能をもつようになったもの」です。

つまり、現在分詞(~ing)と過去分詞(~edなど)が形容詞(例:beautiful,pretty)と同じように働くということです。     

f:id:chachachambo:20170712220153p:plain

f:id:chachachambo:20170713215919p:plain

  分詞がどんなものかサラッと分かったところで、詳しく見ていきましょう。 

①現在分詞

動詞の後ろに-ingをつけて「~している」という能動的な意味を表して名詞を修飾します。(「現在」と名前はついていますが、時制としての「現在」「過去」は関係ありません)

例:「泣いている赤ちゃん」

f:id:chachachambo:20170712220259p:plain 

赤ちゃんは「泣かれる」のではなく「泣いている」ので現在分詞を使います。

 文の中で実際に使ってみましょう。
例:The first step to soothing a crying baby is to make sure physical needs are met.
「泣いている赤ちゃんを落ち着かる最初のステップは、身体的な要求が満たされているかを確認することです」 

それでは、「泣いている」に+αの情報がくっついて「ベビーベッドで泣いている赤ちゃん」と言いたい時はどうするでしょう?

f:id:chachachambo:20170713220615p:plain*crib【名】ベビーベッド

これは×です。なぜなら、"crying in the crib"が長すぎるから。
にも話しましたが、英語は頭でっかちを嫌う言語です。
そんな時は、そう!長いものは後ろに置こう!ということで全部まとめて後ろに持っていきます。

f:id:chachachambo:20170713221141p:plain

 現在分詞(crying)一語だけなら、名詞(baby)の前に置いてOK。
でも+αの情報がくっついて、長くなったら名詞の後ろに置きます。
(という風に参考書には書いてありますが、実際は、一語でも名詞の後ろに置きます・・・baby cryingって感じで。これについてはあとで詳しく書きます)

 

②過去分詞

基本的には動詞に-edを付けて、「~される」という受動的な意味を表し、名詞を修飾します。(breakの過去分詞はbroken、speakの過去分詞はspoken、runの過去分詞はrunのままなど、edをつけない特殊な形もあります)
(「過去」と名前はついていますが、時制としての「過去」は関係ありません)

例:「粉々にされたコップ」→「粉々のコップ」

 f:id:chachachambo:20170713215700p:plain*smash【動】粉々にする

コップは自分が何かを「粉々にする」のではなく「粉々にされる」ので過去分詞を使います。
それでは、「粉々にされた」に+αの情報がくっついて「ハンマーで粉々にされたコップ」と言いたい時はどうするでしょう?

f:id:chachachambo:20170713222126p:plain

これも×。理由は同じ、長すぎるから。まとめて後ろに持っていきましょう。

 f:id:chachachambo:20170713222242p:plain

過去分詞(smashed)一語だけなら、名詞(cup)の前に置いてOK。
でも+αの情報がくっついて、長くなったら名詞の後ろに置きます。 

実際に文の中でどんな風に使われるか見てみましょう。
〔新幹線のアナウンスより〕

Smoking is not allowed on this train except in the designated smoking rooms located in cars 3, 7 and 15. 
*designated  は designate【動】指定する の過去分詞
**located は locate【動】置く、設ける の過去分詞

詳しく見てみると、

f:id:chachachambo:20170723113942p:plain

 designatedは一語なので、"smoking rooms"の前に置き、locatedは+αの情報(in cars 3, 7 and 15)がくっ付いて長くなったので、まとめて全部後ろに置いています。

日本語にすると、
前半のthe designated smoking roomは「指定された喫煙場所」。
後半のsmoking rooms located in cars 3, 7 and 15. は「3,7,15号車に設置された喫煙場所」
合わせると、「3,7,15号車に設置された、指定の喫煙場所」という意味です。
文全体を訳すと、
Smoking is not allowed on this train except in the designated smoking rooms located in cars 3, 7 and 15. 
3,7,15号車に設置された、指定の喫煙場所以外では、喫煙はこの電車では許されていません。」となります。

f:id:chachachambo:20170419140753j:plain

 さっき言ったように、基本的には、分詞一語で名詞を修飾するときは、名詞の前に置き、+αの情報が加わって長くなったら、名詞の後ろに置くというのが基本的なルールですが、実はそうでもないです。

修飾する名詞の「一時的な状態」を描写するときは、分詞一語でも名詞の後ろに置くのが普通です。

例:Look at the baby sleeping.
→1人の赤ちゃんがいて、その赤ちゃんが寝ている様子を指します(一時的状況)
「赤ちゃんが寝てるのを見て」

f:id:chachachambo:20170713230521j:plain

 一方、分詞一語を名詞の前に置くと、普通の形容詞(例:pretty)と同じように、名詞を区別・分類する働きをします。
例:Look at the sleeping baby.
→何人かいる赤ちゃんのうち、起きている赤ちゃん、座っている赤ちゃんじゃなくて、寝ている赤ちゃんを指しています(区別・分類)

「あの寝ている赤ちゃんを見て」

f:id:chachachambo:20170713230546j:plain

f:id:chachachambo:20170419140753j:plain

次回からはもっと詳しく分詞を勉強していきます。