元教員が分かりやすく教える英文法

ばか丁寧な高校英文法

TOIEC985点を取得した元高校教員が、使える例文を用いながら、苦手な人にも分かりやすく英文法を解説します。

第6章 受動態【高校英文法をやり直したい人必見】受動態④「動詞がsay,thinkなどの場合」を丁寧に解説!

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受動態もいよいよ終盤に入ってきました。

ここからは少ーしだけ難しいかもしれません。

 

例えば

Our school was built 100 years ago.

「私たちの学校は100年前に建てられました」

なんて簡単な受動態の文章が、入試の文法問題になることはほとんどありません。

 

どんな文章が問題になるかというと、これから紹介する、少し変わった受動態の文章です。しっかり勉強していきましょう。

 

さて、中学校の復習ですが、

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英語という言語は主語(文章の頭)が長い、頭でっかちな文章を嫌うというのは覚えてますか?

↑の文章のように、主語が長い時は仮にItという主語を置いて、後ろにもともとの主語(to play tennis with him)を置くというの習いましたよね?

 

それをふまえて↓の文章を見てください。

彼が105歳だということが言われています。」をそのまま英作すると

That he is 105 years old is said.になります。

この文章は×です。主語が長すぎ!!

ということで、そう、仮の主語 It を置きます。

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この文章の中の Heを主語にして

「彼は、105歳であると言われています」

という受動態の文を作ることができます。

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★注目はhe is 105 years oldのisがto beになることです。

 

何個か例文を見てみましょう。

 

 

「ストライキはすぐに終わるだろうと予想されます」

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「多くの人々が洪水後、ホームレスになったと報告されています。」

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次は、《that~》の中の文が過去形で、時制にズレがある時

「(過去に)囚人が壁を上って脱獄したと(現在)信じられている」

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★注目は過去形のescapedがto have escapedなることです。